「ライトノベルは一人称文体で書かれているもの」…というイメージがあるそうです。 簡単に説明しますと、「一人称文体」とは、小説の「地の文」が一人称で書かれているものを指します。たとえば「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」とかですね。これが「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。」だと三人称文体ということになります。 ライトノベルで言えば、『涼宮ハルヒの憂鬱』は徹底してキョンによる一人称ですが、『とある魔術の禁書目録』だと「上条は〜〜」などと三人称で書かれています。『ソードアート・オンライン』は、主人公であるキリトの視点で書かれているときだけ一人称で、他のキャラの視点では三人称。『魔法科高校の劣等生』は三人称の多元視点です。 まあこうしてヒット作だけを見ても「一人称ばかり」とは言えないわけですが、それだけだと「ごく一部の例外にすぎない」などと文句を言う(けど自