ブラジル対ウルグアイの会場エスタジオ・ド・マラカナンには173,850人の観客が集まった。この試合でブラジル代表は初めて白のホームユニフォームを着て挑んだ。 後半開始2分にフリアサのゴールでブラジルが先制しブラジルの優勝が決まったかと思われた。しかし、この時ウルグアイのキャプテンであるオブドゥリオ・バレラはチームに「勝つときが来た」と声を掛けたという。その後、ウルグアイは後半21分にフアン・アルベルト・スキアフィーノが同点ゴール、後半34分にアルシデス・ギジャが逆転ゴールを決め、そのまま試合は終了。この結果、ウルグアイが3大会ぶり2回目の優勝を達成した。 会場は水を打ったように静まり返り、自殺を図る者まで現れた。結局2人がその場で自殺し、2人がショック死、20人以上が失神しブラジルサッカー史上最大の事件となった。この事件を忘れるため、ブラジル代表はその後ユニフォームを黄色(カナリア色)に変