先週月曜日は私の祖母の誕生日だった。フェイスブックは私に、祖母のウォールへメッセージを送ったり、バーチャルな誕生日ギフトを贈るように促した。但し問題があって、私の祖母はすでに亡くなっているのだ。 ソーシャルメディアによる生活の監視は益々進んでいる。我々はソーシャルメディアから、人生の最も大きなイベント、つまり誕生、卒業、結婚から愛する人の死に至るまでシェアするように促される。しかし自分自身が死んでしまったら、何が起こるのだろうか。 縁起でもない話だが、フェイスブック、ツイッター、Instagram上に残された数々の思い出のおかげで、亡くなってしまった大切な人がまるで生きているかのように感じられるという人も少なくないだろう。今や我々の人生はインターネットの世界に保存されていて、長年かけて投稿されたステータスはタイムラインに焼き付けられ、その人が存在したということを思い出させてくれるのだ。 死