テレビや雑誌で活躍した料理研究家の小林カツ代(こばやし・かつよ)さんが23日、多臓器不全のため死去した。76歳。葬儀は近親者のみで行った。後日、お別れの会を開く。 大阪市出身。料理好きの母のもとで育ち、結婚後に料理の勉強を始め、テレビのワイドショーへの投書をきっかけに番組に出演。料理研究家として活躍した。短時間でおいしく作れる家庭料理を次々と発表し、幅広い主婦に支持された。 料理教室を主宰する一方、エッセーの執筆、阪神大震災の被災地支援まで幅広く活動した。著書に「小林カツ代の超料理法」「カツ代ちゃーん!」「いただきま~す」など。平成17年にくも膜下出血で倒れ、療養生活を送っていた。 長男は料理研究家のケンタロウさん。