瀬戸大橋が開通して今年で30周年を迎えた。開通当初は通行料の関係もあり苦戦したようだが、香川県から岡山県まで通勤、通学する人も増えて、今では橋を通る車は1日に2万台以上、JR瀬戸大橋線の利用者は1日2万人以上となり、本州~四国の行き来はかなり密接になった。 JR瀬戸大橋線には何度か乗ったことがあるが、岡山~坂出間は思った以上に近い上に、景色も素晴らしく快適だ。それ以前は連絡フェリーで2時間だったところが、40分に短縮されたことも大きい。1988年の瀬戸大橋に続き、98年には明石海峡大橋、99年に瀬戸内しまなみ海道が開通して、本州と四国を結ぶ3ルートが完成。2000年代以降、本州~四国間は実質地続きになった。 瀬戸大橋30周年に関連する報道では、例えば、「橋は産業、観光などで経済効果を生んだ。移動や輸送の時間は短縮され、県産品の販路拡大や企業の進出などをもたらした。県勢発展、四国における拠点