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2009年12月3日のブックマーク (6件)

  • ロビン・フッドはいらない? - himaginary’s diary

    今日はWorthwhile Canadian Initiativeブログの記事の中でも、久々にStephen Gordonの書いたエントリを取り上げてみたい。 11/26エントリでGordonは、富裕層への課税を強化して貧困層の子供を助けよう、というエド・ブロードベント元新民主党党首の論説を取り上げ、貧困層への援助は良い考えだが、税制変更によってそれを達成しようとするのは間違っている、と指摘している。 というのは、確かにカナダでも上位1%への富の集中が進んでいるが、上位5%とか10%になると話が違ってくるからである。上位1%への課税を強化した場合、確かに不平等の進展を遅らせる効果はあるかもしれないが、それほど多額の税収をもたらすわけではない。一方、ブロードベントが提案するように、課税強化の範囲を上位5%ないし10%にまで広げてしまうと、中位層と同様に所得が近年あまり増加していない人まで含ま

    ロビン・フッドはいらない? - himaginary’s diary
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2009/12/03
    「税源は間接税で十分」ならいいのだが。言うほど所得税のディスインセンティヴ効果ってでかくないんじゃあ?
  • 調査の危機 (ゲンダラヂオ(玄田ラヂオ))

    総務大臣殿 国勢調査が事業仕分けによる予算縮減の対象と なっているとうかいがいました。私は東京大学 社会科学研究所の教授をしております玄田有史と申します。 経済学を専門に研究しております。 日ごろより、国勢調査をはじめすとする政府実施の 統計調査の重要性を強く認識する一人として、 ぜひとも、十分な予算を確保した上で 今後とも国勢調査の継続的な実施を強く要望します。 その理由を箇条書きで述べさせていただきます。 1、国勢調査は、日のすべての統計の基幹 (ベンチマーク)となっており、その全数調査が 5年おきに定期的に実施されない場合、各種 人口推計(完全失業者数など)やマクロ経済指標の 作成など、あらゆる統計の信頼性が低下し、 政策立案に重要な支障を来たすおそれが大きいこと。 2、現在、就業や家族形成の多様化、プライバシー 意識の変化、地域コミュニティの変容などが進ん

  • 11月の息抜き - もどきの部屋 education, sociology, history

    むっかーしのことだが,広田照幸先生が今の私ぐらいの年齢のとき,天野郁夫先生(彼の文字通りの師匠)に説教されていたシーンを思い出す. 広田先生は今も(?)昔も休日あげて研究=仕事に没頭しやすいタイプのお人だ.私が院生だったころには学務がたてこんで研究に集中できない状態がつづくと,大学で会っただけでそれとわかるぐらい不機嫌になるタイプの方だ. なんの拍子か,広田先生のそんな仕事ぶりが話題になった(のだろう),そのあとの天野御大のお言葉. 「広田くん,きみ日曜も仕事してるのか? ダメじゃないか.日曜はきちんと休んで家族と一緒に遊びなさい.きみ,まさか自分が論文書いたら世の中よくなるとでも思ってるんじゃないだろうねえ.変わりゃしないんだよ,そんなもの」 どこまで正確な記憶か定かでないが(←無責任),そんな感じの記憶が残っている. 苦笑いする広田. 天野先生の主著(というか最初の単著)である『教育

    11月の息抜き - もどきの部屋 education, sociology, history
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2009/12/03
    本日の「お前が言うな」いや「先生お言葉ですが」
  • ステイクホルダーの所在,あるいは「構造改革イデオロギーの文明化作用」の問題 - もどきの部屋 education, sociology, history

    事業仕分け,花盛り.仕事柄,科学研究費関連のあれやこれやの議論などを中心に散見.「国民の前で議論を公開する」と言われましても,そもそも,なぜ,他ではない「この」事業が仕分けの対象として選択されたのか,の部分や,仕分け人から繰り出される疑義や意見に対する「利害関係者」からの応答・反批判等々に割かれる時間はそもそもないか,あるいはあまりにも不十分なので,「議論」ではなく「裁定」だけが「公開」されているんじゃないですかという,まあほとんどこの程度の素朴な感想に尽きる. 「議論」が公開されているというよりは,「議題(に決定したあとのもの)」から「議論の入り口(と考えるべきもの)」(←その実,相当程度最初っからあったとおぼしき「議論の結論」(?))のところだけが公開されてる感じ? 公開すべき「議論」というのは,第三者=事業仕分け人からの疑義や意見(そのなかには相当程度真っ当なものももちろん多く含まれ

    ステイクホルダーの所在,あるいは「構造改革イデオロギーの文明化作用」の問題 - もどきの部屋 education, sociology, history
  • 経済学部の職業的レリバンス - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    たまたま、今から11年前の平成10年4月に当時の経済企画庁経済研究所が出した『教育経済研究会報告書』というのを見つけました。体自体もなかなか面白い報告書なんですが、興味を惹かれたのが、40ページから42ページにかけて掲載されている「経済学部のあり方」というコラムです。筆者は小椋正立さん。ブログでも以前何回か議論したことのある経済学部の職業的レリバンスの問題が、正面から取り上げられているのです。エコノミストの丸中の丸である経企庁経済研がどういうことを言っていたか、大変興味深いですので、引用しましょう。 >勉強をしないわが国の文科系学生の中でも、特にその傾向が強いと言われるグループの一つが経済学部の学生である。学生側の「言い分」として経済学部に特徴的なものとしては、「経済学は役に立たない(から勉強しても意味がない)」、「数学を駆使するので、文科系の学生には難しすぎる」などがある。・・・

    経済学部の職業的レリバンス - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 人権の衝突 - おおやにき

    なにやら沖縄返還の際に密約は存在したと外務省の元局長の人が証言したそうで(「沖縄密約「文書に署名した」 元外務省局長、法廷で証言」asahi.com)、テレビが西山太吉氏をえらいことフィーチャーしていたのだが密約の有無にかかわらず西山氏は「当初から秘密文書を入手するための手段として利用する意図で女性の公務員と肉体関係を持」つというジャーナリズム倫理上最低最悪に近いことをした人物であって(最高裁判決)、いや「密約が存在したんじゃないか」という当時の判断とか「こいつを落とせば情報が手に入るんじゃないか」という嗅覚については正しかったものとして評価することができるだろうけれども表に出して表現の自由だの語らせていい人間じゃねえだろう。もうみんな忘れたと思ってんのかな。それとも人もマスコミの人も気で覚えてないんだったりして。 話は変わるが、前にも書いたビラまき裁判については、最高裁でも控訴審判決

    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2009/12/03
    個別ポストと集合ポスト。些細な違いが大きな違い