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2014年3月9日のブックマーク (3件)

  • 自由か、さもなくば幸福か? - おおやにき

    というわけでやっとのこと新著の刊行にこぎつけました(もちろん私がまとまった原稿を書けなかったせいですが)。内容紹介のつもりで以下に目次を掲げておきます。書店での発売は3月12日とのこと。選書なので置いてある屋さんが多くないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。 大屋雄裕 『自由か、さもなくば幸福か?:21世紀の〈あり得べき社会〉を問う』 筑摩選書、筑摩書房、2014/3。 はじめに 第1章 自由と幸福の19世紀システム 1 近代リベラリズムと自己決定の幸福 2 契約自由の近代性 3 参政権:自己決定への自由 4 権利としての戦争 5 19世紀システムの完成:自己決定する「個人」 第2章 見張られる私:21世紀の監視と権力 1 監視の浸透 2 情報化・グローバル化と国家のコントロール 3 「新しい中世」 第3章 20世紀と自己決定する個人 1 19世紀から遠く離れて:戦争と革命の20

  • 社会政策・労働問題研究の歴史分析、メモ帳 そろそろ反転するかな

    社会政策・労働問題研究について歴史的なアプローチで研究しています。ここではそのアイディアやご迷惑にならない範囲で身近な方をご紹介したいと考えています。 昨年、賃金のを出したおかげで、今年の春闘についての記事をいくつか依頼されました。基的に私は現状がどうなっているかということにあまり興味がなかったのですが、さすがに少しアンテナを張って、世の中の動向を観察しました。春闘について私が主張していることは、1)労使協調で賃金アップ、2)賃金を費用より投資と考えるという視点の転換、の二点です。それは大きくいって、90年代から近年に至るまでの人を使い倒すという流れを反転させなければならない、という思いで言い続けています。 でも、それでは組合はそうした主張をしてこなかったかと問われれば、まったくそんなことありません。連合は昨年も人財投資という言葉で人への投資を訴えていました。ただ、私は数年前、某産別に

  • 南山大学社会倫理研究所|社会と倫理

    特集1 ロボット・社会・倫理 「緒言 ロボット倫理学のスターター・キット」 神崎宣次 「日におけるロボット倫理学」 岡慎平 「工学倫理とロボット倫理」 田康二郎 「性愛の対象としてのロボットをめぐる社会状況と倫理的懸念」 西條玲奈 「人工知能、ロボット、知性」 久木田水生 「ロボット倫理学の基礎:責任とコントロール」 佐々木拓 特集2 道徳判断研究の現在―心理学と倫理学 「緒言」 鈴木 真 「社会心理学における道徳判断研究の現状」 唐沢 穣 「〈理由なき反抗〉の理由―青年期の道徳的相対主義とテストステロン」 高橋征仁 「哲学・倫理学における道徳判断研究の現状―道徳判断の性と情理」 鈴木 真 論説 「人道支援を支えるのは博愛か偏愛か」 奥田太郎 書評 大庭健著『いのちの倫理』(ナカニシヤ出版、2012 年) 安部 彰 奥田太郎著『倫理学という構え―応用倫理学原論』 (ナカニシヤ出版、