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2019年11月3日のブックマーク (8件)

  • ■ - shinichiroinaba's blog

    アントニオ・ネグリ『マルクスを超えるマルクス 『経済学批判要綱』研究』(作品社)[bk1, amazon]、どーにもうざい。なぜこんなにうざいのか。前提とされているマルクス主義的教養が既に過去のものとなっているからか。そのことに無頓着に書を流通させようとする連中のバカさ加減にむかつくからか。 と思いつつ『コンクリート・アイランド』の前に読んどこうとバラード『クラッシュ』(ペヨトル工房、版元倒産)をめくっていてはたと気が付く。やっぱりネグリはおめでたいのだ。マルクス的プロレタリアートというのはドゥルーズは多分気づいていたんだろうが変態、倒錯者である。貨幣というフェティッシュにやられた変態がブルジョワジーだとしたら、機械というフェテイッシュにやられたのがマルクス的プロレタリアートだ。問題は、そんな機械フェティシズム(普通に言う「メカフェチ」なんてなまやさしいものじゃない)なんて凄いビョーキに

    ■ - shinichiroinaba's blog
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/11/03
    これもお蔵出し「ネグリ『マルクスを超えるマルクス』なぜこんなにうざいのか。前提……が既に過去のものとなっているからか。そのことに無頓着に本書を流通させようとする連中のバカさ加減にむかつくからか。」
  • 超ハイテク監視国家・中国が拡散する悪魔の弾圧ツール

    <数千万人を対象にした監視システムの概要が判明。開発されたハイテク技術の国外拡散も始まった> 一昨年の夏、中国にあるごく平凡な語学学校でのこと。授業中に前触れもなく地元警察が立ち入り、外国籍の受講生全員に「ビザを見せろ」と要求した。 受講生のうち博士課程に在籍する1人は、たまたまパスポートを所持していなかった。すると警官は「まあいい」と言って受講生の名を尋ね、それを携帯端末に入力した。そして「これがおまえか」と言って端末の画面を見せた。そこには受講生の氏名と旅券番号、宿泊先の住所が表示されていたという。 新疆ウイグル自治区なら、こうした光景も珍しくない。あそこでは当局が最先端の技術を駆使して少数民族のウイグル人を監視している。だがこの語学学校があった場所は南部の雲南省だ。 今では中国全土で、地域の公安機関が特定の人々を追跡するためにデータベースと携帯端末を使っている。「重点人員」と呼ばれる

    超ハイテク監視国家・中国が拡散する悪魔の弾圧ツール
  • ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)

    「ユダヤ的なもの」としてのナチズム このように「黒いノート」には、学長時代における彼の政治的な所信やそのつどの情勢認識が記されている。こうした現実政治に対する直接的なリアクションは学長を辞任してからは、ナチズムに対する批判という形で顕著に示されるようになる。 上で述べたように、ハイデガーにとって「存在の問い」は民族性の真の根拠への問いを意味していた。彼の超‐政治は1930年代後半になると、この「存在の問い」に立脚して、あらゆる存在者の計算的な支配を目指す「力への意志」に基づいた現代的な政治を批判するという形を取るようになる。 ハイデガーはこうした「力への意志」を近代的な主体性の質と見なしていた。 「黒いノート」では、ナチズムが主体性の遂行形態であることが繰り返し指摘される。 ただしハイデガーはボルシェヴィズム、アメリカニズム、イギリス型民主主義なども主体性の一形態であり、ナチズムと同じ形

    ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/11/03
    “彼はナチスが主体性の形而上学によって無自覚に規定されている状態を、ユダヤ人を迫害するナチスこそが「ユダヤ的なもの」であるといった仕方で揶揄するのである。”この手の論法は一部のマルクス主義者にも……。
  • ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)

    「黒いノート」の衝撃 今年の4月から1年間の予定でドイツ・ミュンヘンに滞在している。もっともその目的は一昔前のように、単純にこちらで何か最新の研究動向を仕入れて日で紹介するといったものではない。 そもそも私の研究対象のハイデガーは日のほうがよほど研究は盛んで、逆にドイツではほとんど関心の対象から外されているので、こちらで何かを学ぶという感じにはまったくならない。それでは留学の意味がないじゃないかと思われるかもしれないが、さすがに図書館の文献資料はこちらのほうが豊富だし、またドイツ社会におけるハイデガー受容のあり方を実感できるのも自分の研究にとっては非常に貴重な経験だ。 こちらでは夏学期以降、ミュンヘン大学で私を受け入れてくれたブフハイム教授のセミナーに毎週、参加してきた。その授業は学部、修士課程、博士課程の学生が論文のプランを発表して、指導教授や参加者のコメントを受けるといったものであ

    ハイデガーの「黒いノート」に記されていた、驚きの内容とは(轟 孝夫)
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/11/03
    “基本的にはハイデガーは21世紀になってから研究する人が少なくなった……。もちろんそうした流れにおいて、ハイデガーのナチス加担問題も大きな影響を及ぼしたことは間違いない。”
  • #MeTooムーブメントの火付け役が暴露した、巨大メディアNBCの驚きの陰謀

    <ハリウッド大物プロデューサーの性暴力を取材していたローナン・ファローに圧力をかけたのは、驚くことに最初に取材を割り振ってきたNBCだった> 2017年10月は、男性が支配する業界で働いてきたアメリカ人女性にとって、歴史に残る大きな転機となった。 最初は10月5日にニューヨーク・タイムズ紙に掲載された告発記事だった。アカデミー賞受賞作や大ヒット作を数多く産み出してきたハリウッドの大物プロデューサーであるハービー・ワインスティーンが、過去30年に女優や従業員に対して「性暴力」や「セクシャルハラスメント」を行ってきたというものだ。 5日後の10月10日、ローナン・ファローがニューヨーカー誌にさらに踏み込んだ記事を載せた。ワインスティーンが13人に性暴力をふるい、3人をレイプしたという内容だ。ニューヨーク・タイムズの5日の記事には「レイプ」という表現はなかったが、ここでははっきりと「レイプ」とい

    #MeTooムーブメントの火付け役が暴露した、巨大メディアNBCの驚きの陰謀
  • フェイスブックの仮想通貨「リブラ」を政策担当者が恐れるべき、これだけの理由

    インド出身の経済学者。2012年から2016年まで世界銀行の上級副総裁兼チーフエコノミスト、2009年から2012年までインド政府の首席経済顧問。現在は米コーネル大学教授(経済学・国際学)、米ブルッキングス研究所の非常勤シニアフェロー。 World Voice 世界的に著名な識者・経営者の翻訳書籍やインタビューを手がけてきたダイヤモンド社ならではの連載。チェコに拠を置く国際的NPO「プロジェクト・シンジケート」とも連携し、世界の異見・卓見をお届けする。 バックナンバー一覧 フェイスブックが早ければ2020年にグローバル規模の新デジタル通貨「リブラ」を導入しようと計画している。この通貨は、世界を変えてしまう可能性がある。 だが、この大胆な経済工学プロジェクトの発案者たちを含め、誰1人として、この通貨の潜在的な影響を十分に予測している者はいない。特に金融政策担当者は心配すべきだ。「リブラ」登

    フェイスブックの仮想通貨「リブラ」を政策担当者が恐れるべき、これだけの理由
    shinichiroinaba
    shinichiroinaba 2019/11/03
    投機リスクは憂慮すべきだがインフレ懸念はどうか? 民営通貨だからむしろデフレ圧力を懸念したい。
  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • 木庭顕氏に聞く 古典の問題意識は読む側をも問う - 木庭顕|論座アーカイブ

    「西欧近代」の成立には、古代ギリシャ・ローマの「古典」を連綿と読み続ける作業が必要不可欠だった――。朝日新聞の7月8日付朝刊「文化の扉」に掲載された「西欧近代 古典が源流」(朝日新聞デジタル版は「(文化の扉)西欧近代、古典が源流 古代ギリシャ・ローマの分析、多様な学問生む」)は、イタリア出身の20世紀の歴史学者、アルナルド・モミッリャーノ(モミリアーノ)の研究をもとに、「歴史学の歴史」の大きな流れを紹介した。記事のベースになった、歴史学者でギリシャ・ローマ史が専門の木庭顕・東京大学名誉教授とのやりとりからは、古典のテクストと向き合う精緻な読解から、近代の様々な学問領域が生まれる過程が垣間見えてきた。(聞き手・文化くらし報道部 大内悟史) 木庭顕氏に聞く 古典と近代の「複雑な関係」 木庭顕氏に聞く 立体的な思想史を描き出す ――史料を取り扱う具体的な作業はどのように進んだのでしょうか。やはり

    木庭顕氏に聞く 古典の問題意識は読む側をも問う - 木庭顕|論座アーカイブ