「北海道大学の山口二郎教授(政治学)に会った。自他ともに認める民主党の有力なブレーンだ。」「ブレーン」か?いや、民主党も、山口をブレーンにするほど馬鹿じゃないよ。山口は確かに民主党の政治家たちと懇意らしいが、民主党が山口に期待しているのは、山口の政治学者としての能力ではなく、山口の宣伝役としての能力である。山口はマスコミやアカデミズム、市民運動、連合など労働組合関係に広範な人脈を持っているから、山口を持ち上げておけば、山口は勝手に左派系を中心にして、民主党擁護の論陣を作ってくれるわけである。恐らく山口もそのことが分かっているからこそ、自分の(利用)価値を高めるために、人脈作りにより熱心になる、という構図になっている。山口の見解を取り入れて民主党(議員)が主張を形成しているのではない。恐らく全く逆で、民主党議員や関係者がやりたい政策(といっても叩き台を作っているのは多分官僚)を水面下で直接聞
08: 名無しさんの冒険 2010/02/12(Fri) 12:12 東大法学部とマル系の相性は、最高級だろうな。 09: 名無しさんの冒険 2010/02/12(Fri) 22:47 マル経批判する人ってたいがいマルクスちゃんと読んでないんだよね。宇野原理論て新古典派的世界だと思えるし(例えば山口重克『経済原論講義』東大出版会)そうでなくても、森嶋やJohn Roemerを見れば別に一般均衡理論と搾取学説が矛盾するものでないって分かる。そもそも、マルクス自体搾取を悪いなどと一度も書いていない。なのに搾取を勝手にゼロサムゲームだと考えてマル経=反経済学と思っている。『蟹は甲羅に似せて穴を掘る』ってやつだな。 10: 名無しさんの冒険 2010/02/12(Fri) 23:01 >09丸系自体は=反経済学じゃないかもしれないけど、丸系にかぶれた人が反経済学な人が多いって話じゃない? 1
たまたま見つけた昨年12月のインタビューだが、2009-09-02■[日常]09年8月 アクセス報告id:HALTAN:20090902:p2 で名前を出した増田悦佐氏がまたボロを出している。−−東京と大阪の町工場集積地の違いは?増田 東京と大阪の湾岸地帯で工場の新増設を禁じていた法律が、ほぼ同時に撤廃された。大阪圏は(液晶工場が林立する)『パネルベイ』で活気づいているのに対し、東京圏ではオフィスや店舗、住宅にした方が不動産投資としての利回りは高かったため、(法律撤廃の)インパクトは小さかった。その意味で大阪の将来性は高い。−−他の工場集積地にない東大阪の特色は何か増田 大阪湾岸沿いの神戸市を西の端として、東大阪市を東の端、堺市を南の端とする3つの頂点に囲まれた町工場の集積地帯には、多様な業態の製造業が集まっている。東京の隅田川流域から大田区湾岸地域を除くと、世界でも類例がない。−−大阪圏
09年8月のUU=11229UU 09年7月のUU=13143UU TopHatenar HALTANの日記 購読者: 72 (先月比 +5) 全体で6101 位 / 230749 人(上位 2.68 %以内) はてなダイアリーで1514 位 / 96005 人(上位 1.59 %以内) ブックマーク: 3926 (先月比 +126) 全体で546 位 / 230749 人(上位 0.24 %以内) はてなダイアリーで177 位 / 96005 人(上位 0.18 %以内)部門別ランキング 出版 (54 位) 映画 (70 位) 経済 / economy (ランクイン候補) tv / テレビ (ランクイン候補) 労働 (ランクイン候補)http://tophatenar.com/view/HALTANアンテナ登録者数=53人 09年7月のアンテナ登録者数=53人 8月のエントリ・アクセス上
最近、某紙の広告で以下の青土社系雑誌の並びを見て吹いた。現代思想2009年8月臨時増刊号 総特集=マイケル・ジャクソン出版社/メーカー: 青土社発売日: 2009/08/11メディア: ムック『現代思想 2009年8月臨時増刊号』総特集=マイケル・ジャクソン(2009年8月12日 発売)【対談】ピーター・バラカン+佐藤良明【論考】萩原健太 今野雄二 小西康陽 湯浅学 三田格 水越真紀 上野俊哉 陣野俊史 大和田俊之 北小路隆史 新田啓子 松本潤一郎 毛利嘉孝 篠原沙里 ほか人種・年代・性別・宗教・階級・・・・・・ すべての垣根を超え、世界を魅了した〈キング・オブ・ポップ〉はいかに生まれ、どんな夢を振りまいたのか? マイケル・ジャクソン――その波乱に満ちた生涯と作品の輝き、そして駆け抜けた時代の意味を探る。ユリイカ2009年8月号 特集=菅野よう子 アニメ・映画・ゲーム…音の魔術師のすべて!
2009-05-16■[ジャーナリズム・地獄の季節]いよいよ見えてきた「論壇」的なるものの完全な「崩壊」id:HALTAN:20090516:p1 で取り上げた山口二郎先生の日本最強内閣ですが。識者33名&政治記者84名アンケート これが日本最強内閣だ 山口二郎(北海道大学教授) 文芸春秋 2009年4月号総理 岡田克也(とりあえず小沢一郎に首相になってもらい、政権交代を起こすことが先決だが、その後はこの人しかいないだろう。総理はある程度国会での実績、経験が必要で、いきなり外部の人を持ってくるのは無理だと思う)財務 菅直人(官僚との戦いがもっとも必要な部署。菅の政治的リーダーシップで、歳入、歳出の大変革を実行してもらいたい)総務 片山善博(地方自治の専門家であり、日本の官僚機構の病理を熟知している人。官僚との戦い方を心得ており、地方分権のリーダーとなれる)外務 寺島実郎(日本の憲法を戦略的
HALTANさんのところで言及いただきました。 >要するに既存の法規や判例の範囲内でも即座に戦えるものを、わざわざ訳の分からない新法を作って遠回りする必要はない、ということなのでしょうか? それで「具体策を講じる」「政権担当能力」とは・・・民主党政権成立の暁には人気取り優先で実務的な詰めや実効性の検証を怠った政策の連発で国民生活がズタズタになりそうですねえ・・・orz前段については、損害賠償を確定するために裁判手続きを取らなければならないので「即座に」とはいきませんが、新たな立法がなくても保護されるという点では、おっしゃるとおりです。 後段については、使用者側にも私的自治の原則に基づいて採用の自由が認められているので、内定取り消しを食らった学生の利益との権衡についてはプロの法曹によって慎重に判断されるわけで、それを行政庁が判断できるはずもないんですよね。 小沢氏なんかは「官僚なんかいなくて
(前注)いつもの話をダラダラ書いているうちに取りとめもなくなってきましたが、整理するのも面倒なのでこのまま載せます。「公共財としての農業」を維持していたのが、1982・3年までです。 このとき通産省、経団連、連合、メディア、消費者等々による「割高な農水産物を買わされている」の「国産農業の排斥、安い外国産農産物受入れキャンペーン」が起きたことにより、一気に一次産業就労者は激減します。都市へ人が一気に流入。これが現在の限界集落問題の発端です。 限界集落問題は、明治以来続いていることで北海道開拓(伊達・亘理藩が北海道伊達紋別(現伊達市)に3,000 人が集団移住して開拓を行った伊達農場)を始め成功例(山形県羽黒町の松が丘開拓地、福島県安積開拓地、千葉県船橋市周辺等)が非常に少なかったりします。5年程度で離散集落もあったそうですから。 現在の中山間地域の限界集落問題は、戦後政策で満蒙開拓団の受
日本の行政が産業育成にばかり目を向けていた弊害が次々に明らかになっている。なのに消費者庁の設置法案は、この国会に出されたまま審議に入るめども立っていない。 消費者行政をどう立て直すのか。霞が関も政治も問われている。 朝日 社説 08年11月27日 農水省―消費者軽視の重い責任http://www.asahi.com/paper/editorial20081127.html#Edit2↓朝日新聞社を初めとする新聞業界が部数拡大にばかり目を向けていた弊害が次々に明らかになっている。なのに新聞業界は、いまだに拡張を積極的に根絶することに成功していない。新聞業界をどう立て直すのか。朝日新聞社も新聞業界も問われている。・・・もう昨日の社説ですが、「人様のことが言えた義理か!」と余りにハラが立ったもので・・・。ただし拡張自体は既に限界に達しているので(2008-11-23■[無題]「終わって」いた産業
小ネタですが。最近はいつもこの話ばかりしてますが、マジで新聞・TV・出版と大学の中の人にはこういうプリミティブな危機感ってないんかいな? さっきNHK−BS1で『地球特派員2008』http://www.nhk.or.jp/tokuhain/ を観ていたんですが、伊藤洋一はわざわざクルーグマン氏にまで会いに行ったにも関わらず、肝心のスタジオ(伊藤、寺島実郎、モリタク)ではクルーグマン氏のグリーンスパン批判・新自由主義批判の部分だけを取り上げて例によっての市場原理主義批判・バブル(マネー経済)批判・アメリカ帝国主義批判を始めてしまいドッチラケでした・・・orz余りにくだらないので途中で消しましたが。だから後半ではモリタク程度は少しは気の利いたことを言ったのだろうとは信じたい。いつも書いてますけど、NHK(だけではありませんが有名媒体全般)はせっかくカネを持っていておまけにああいう世界的有名人
あのさ、元の番組は見ていないけどいま全国の公教育の場で、教員が確保できずに授業に穴が空くという事態が相次いでいる。財政難に苦しむ多くの自治体では、ここ数年、教育予算を抑えるため、正規の教員数を削減し続けてきた。その一方、教育現場には、少人数学級など「きめ細かな教育」が求められている。と書いてあるから少なくとも公立の小学校(もしかすると中学校)の問題を取り上げていることくらい分かるよな。それで今の小学生の中で公立小学校に通っているのは全体の何パーセントだよ。統計なんか見なくても90パーセント以上は公立だというくらいは予想はできるはず。それで「公立にしか通えない貧乏人が「学力」を身に着けるなど贅沢な!」ってどういう意味だよ?子供を公立小学校あるいは公立中学校に通わせている家庭は貧乏なのか?2008-11-06■id:HALTANの公教育 ここにも日記はありませんid:snobbishinsom
そもそも「サブプライムローン」ってそんなにけしからん仕組みだったの? やっちゃいけないことだったの?危ういっていえば危ういだろうけど、そのおかげで家を持てた人もいたんじゃないの? 今回たまたま、それが金融危機の引き金になっただけで、よそで爆弾が破裂することもあり得たんじゃないの? これまでも、そしてこれからもそうでしょう? それに投機を助長するとしてこれまでもサブプライムローン以上に悪者だった「デリバティブ」っていうか先端的金融手法にしたって、ただ単にバブルを生むだけの存在だったってわけじゃないでしょう? 先物があるおかげで、普段はリスクをヘッジできているわけだし。そして何より大事なことは「バブルは事後的にのみ「バブル」と判定できる」ってことじゃなかったの? 厳密に言えばはじける前の好況期にだって、調子に乗って不正なことをやったやつは罰されるべきなんであって、バブルが弾けたからってその責め
メモ:8月のUU→12775UU 参考:7月のUU→5130UU8月の騒動の教訓をまとめてみた。(1)自分も昔はああいう人たちの肩を持っていたかもしれないけれども、そういうことはもう出来ないなと。自分が「天才の妄想」に付き合うことはもうない(2008-08-27■[左]もう面倒くさいからコピペで済ますよ。id:HALTAN:20080827:p1)(2)『自分も時と立場が違えば御二方のようなことをした可能性は多分にあります』ので、だからこそ『お気持ちは分からないでもないです。しかし『おまえがいうな』ではありますが、やはりそういうのはみっともないのでもう止めましょうよ』2008-08-18■[左]「暇」なのでまた更新しますid:HALTAN:20080818:p1これってそんなに難しい話か?(3)本業にマジメに取り組めばまだ何とかなるかもしれない人を、周囲が擁護のつもりで潰してしまうという大
もう昨日のエントリですが、hamachan先生が12日(月)付・朝日朝刊所載のポール・クルーグマンの談話を引いていらっしゃいます。2008年5月12日 (月)ソーシャルなクルーグマン EU労働法政策雑記帳http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_887a.htmlネットには載っていない記事のようです。ただ向こうの経済学者のこの種の談話は、「それ見ろ、アメリカの有名経済学者もこう言っているぞ!」ということで各方面に摘み食いされやすい危ういものでもあります。おまけにこの談話は「グローバル化の正体」というシリーズの中のもので、他の回では欧州の怪しげな反グローバリズム・多文化共生論者が登場したりもしているので、尚更です。以下に部分的に抜粋してみます。(前注)hamachan先生が引用なさらなかった箇所を中心にしました。また言うまで
※自分は実はネグリ関連にさほど詳しいわけでもないので、以下の論旨に間違いがあれば謝罪する。二日前にこんな声明があったらしい。呆れてしまう。イタリア人哲学者アントニオ・ネグリ氏(74)の初来日が中止になった問題で、予定していた講演会などの企画にかかわった大学教授ら19人が24日、日本政府に対し共同声明を発表した。来日直前にビザ申請などを要求したのは「事実上の入国拒否」であり、自由の侵害だとしている。 声明を出したのは、ネグリ氏の講演会でパネリストとして参加する予定だった東大の姜尚中教授や市田良彦神戸大教授のほか、東京芸大、京大、阪大、お茶の水女子大など計8大学の研究者ら。 日本政府は、ネグリ氏の来日直前、ビザ申請に加え、入管法上の「特別上陸許可」を出すために、過去に受けた有罪判決が、政治犯罪によるものだとする証拠を書類で示すよう要求。ネグリ氏側は時間的に無理として来日を断念した。 声明文は、
ネグリなんか読んでもいないので、以下は間違いだらけかもしれないが。まず、まさか「ネグリは政治犯『だから』入国できない」とか思っているウッカリさんはいないよね? 今回、入国を阻止されたのは、ネグリ本人が今まで「政治犯ではない」とも「政治犯である」とも態度をハッキリさせてこなかったこと自体が原因なんだよ。ネグリは今までの各国のように日本でもなあなあで黙認してもらえると甘く見ていたんだ。この時点で革命の扇動者にも似つかわしくない、ただの平和ボケのオヤジであることは明らか。サヨクは法務省に抗議するよりも、自分たちの偶像が国家の寛容さに依存していただけのボケ老人だったことに痛恨の念を抱くべきだ。およそ半年前、私たちは国際文化会館の多大な助力を得て、次のように知りました。EU加盟国市民は日本への入国に際し、賃金が発生しないかぎり査証を申請する必要はない、と。用心のため、私たちは在仏日本大使館にも問い合
■[床屋政談]預言(願望)・08年は多文化共生崩壊元年となる! 2008-02-03■[床屋政談]ブンヤTV屋に労働問題は解決できないid:HALTAN:20080203:p8 の続きですが、大都市部に住んでおられる方にはピンと来ないでしょうが、地方では「外国人労働者は貴重な即戦力であり、もっと来て欲しい」「働き者の中国人の若者は素晴らしい」「地域のお年寄りや日本人の若者とも共存」とかいう新聞記事やTV報道が、最近、ポツポツと目に付くようになっています。 その種の報道への批判は先のエントリに書いた通りですが、外国人労働者の「搾取」やジモティとの摩擦がこれだけ囁かれているのに、周回遅れの外国人労働者待望論が積極的に説かれる驚くべき光景が現実に存在するのです。本当にビックリしますよ。 いや、あるいはこれは地方だけではないのかもしれません。報ステ辺りでも、「我々はこの現実を受け入れねばならない」
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