携帯電話事業者がスマートフォン(高機能携帯電話)の普及でデータ通信サービスの高速化を競うなか、通信速度が“遅いが安い”新サービスの人気が急速に高まっている。流通大手イオンが日本通信と組んで販売する月額980円のデータ通信カード(スマホなどに差し込んで通信するカード)の売れ行きが絶好調。NTTドコモも3月から同様のサービスに乗り出す。家電量販店も参入を検討するなど、速度より低料金を求めるニーズに応えたサービスが新たな市場を生みそうだ。
NTTドコモは2011年2月14日から17日までスペイン・バルセロナで開催中の「Mobile World Congress 2011」においてNFC関連の展示を行っている。ユーザーが海外から日本に旅行をすることを想定した動態デモと,FeliCaとNFCを携帯電話機上に同時実装する際のロードマップについてのパネル展示を実施している。 デモでは海外からの旅行者が(1)FeliCaベースのEdyのカードを購入し,スマートフォンのリーダー/ライター機能を使ってEdyカードにお金をチャージする,(2)日本で公演されるコンサートのチケットを海外で購入して会場で携帯電話機をかざして入場する,(3)空港などでNFCを使って割引クーポンを取得して商品購入時に携帯電話機をかざし割引サービスを受ける,といったシーンを見せていた(写真1,写真2)。(1)に関しては技術的にはSuicaのような交通用カードなどでもチ
米Qualcomm Inc.は,2011年2月14~17日にスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2011」において,端末同士がピア・ツー・ピア(P2P)で通信する新しい無線技術「FlashLinq」を初めて実演すると発表した(英文の発表資料)。基地局の介在なしで端末が互いに認識して通信できるという。 FlashLinqは,ライセンスを受けた専用の周波数帯域で利用することを想定しており,アクセス方式にはTDD(時分割多重)のOFDMA(直交周波数分割多重アクセス)を用いる。端末の探索範囲は最大1kmで,数千台の端末を認識し,通信できる。干渉を防ぐ管理技術も盛り込んでいるとする。「端末を直接探索し,分散型で通信するFlashLinqにより,通信事業者は移動通信ネットワークを拡張できることになる」(Qualcomm社)。ローカル広告,地域に関連付けたソー
Microsoftがリリース予定の「Windows Phone 7」プラットフォーム向けのアプリケーションを構築したいと考える開発者は、開発ツールの最新ベータ版を試用できるようになった。 2010年3月にコミュニティテクノロジプレビュー版が公開された「Windows Phone Developer Tools」は米国時間7月12日、ほぼ正式版に近い状態になった。同プラットフォーム上にゲームなどのアプリケーションを構築したいと考える開発者向けに設計された複数の新機能が提供されている。 Microsoftは現在、「Expression Blend 4」ツールを、Windows Phone 7環境に直接統合している。開発者らはExpression Blendを使用することにより、ドラッグアンドドロップ方式で自分のモバイルアプリケーション用のグラフィカルインターフェースを構築することができる。Ex
2010年のCESでの関心事は、タブレット型端末(PCベースとAndroidベース)、3Dデジタルテレビ、そして電子書籍の話題が中心となった。また日本国内でiPhoneを擁するソフトバンクモバイルに対抗するNTTドコモは1月21日、ソニー・エリクソンのAndroid端末「Xperia」を発表し、2010年4月から販売するとしている。 そんな年初の動向の中で、米国時間1月27日(日本時間1月28日未明)、アップルのプレスイベントが予定されており、何らかの新型デバイスや新型iPhoneなどを発表すると見られている。スマートフォンビジネスや、今日テーマにする電子書籍のトレンドが、今回の発表でいくつかのことが変わってしまうかも知れないが、発表前の原稿として、現状を見ていこう。 出版不況の一方で、電子書籍が伸び始めた 2009年はよく知られている雑誌の休刊が相次ぎ、最後まで出版不況がささやかれる1年
NTTドコモはスマートフォン向けに対応アプリやコンテンツを紹介するポータルサイト「ドコモマーケット」を4月に開設する。当初はアプリの紹介が中心だが、年内には課金を代行し、毎月の通信料金と一緒に請求する。 ドコモマーケットはAndroid端末向けのサイトで、4月発売予定のXperiaとすでに販売されているdocomo PRO series HT-03Aが対象。NTTドコモがおすすめするアプリや、Android Marketで配信されている日本語対応アプリなどを紹介する。将来的にはWindows Mobile端末にも対応する計画だ。 「現在のAndroid Marketでは日本語のものと英語のものが混ざって表示されており、アプリが探しにくい状況だ。これでは利用しにくいため、人気アプリやおすすめのものを日本語で紹介する。オープンアプリの総合百貨店にしていきたい」(NTTドコモ代表取締役社長の山田
ビックカメラとWi2が提携、月額380円で使い放題の公衆無線LANサービスを開始 無線LANサービスを手がけるワイヤ・アンド・ワイヤレスは2009年10月14日、ビックカメラおよびソフマップと販売提携し、両社を通じて月額380円で使い放題の公衆無線LANサービスの提供を開始すると発表した。サービス名は「ビックカメラオリジナルプラン Wi2 300」と「ソフマップオリジナルプラン Wi2 300」である。いずれも10月16日から申し込みを受け付ける。 Wi2は自社の公衆無線LANサービス「Wi2 300」(基本料金が月額105円、基本料金と合わせて利用料金の上限は月額980円)の提供を行っている。同サービスはWi2独自またはBBモバイルポイント、livedoor wireless、成田エクスプレス車内など約7000カ所のアクセス・ポイントを利用できる。今回発表したビックカメラやソフマップ専用
アイファイジャパンは6月25日、同社が販売するSDカード型無線LANカード「Eye-Fi Share」「Eye-Fi Share Video」を利用してサービスエリアから無料で画像や動画をアップロードができる「HOTSPOT connect ×Eye-Fi」を開始した。 Eye-Fiカードは、「ホットスポット」のサービス契約者でなくてもインターネットを無料で利用できるサービス「HOTSPOT connect」に対応した国内初の対応機器だ。NTTコミュニケーションズとの協力によるもの。 今回のサービスにより、Eye-Fiカードユーザーは撮影した写真や動画を全国各地にあるHOTSPOT connectのサービスエリアを通じて、外出先から自宅のパソコンへ転送保存したりEye-Fiと提携しているオンラインサービスに即時で画像をアップロードしたりできる。 なお、Eye-Fiカードでアップロードする際
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