シャープは2010年7月20日、電子書籍事業への参入を発表した。年内に配信サービスを立ち上げ、対応するタブレット端末も投入する計画だ。フォーマットには、自社の「XMDF」に改良を加えた「次世代XMDF」を使用する。テキストや静止画に加え、動画や音声を組み込めるので、インタラクティブな電子書籍も再現できる。 試作機のタブレット端末を披露した情報通信事業統括の大畠昌巳執行役員(左)、シャープ・エレクトロニクス・マーケティング・カンパニー・オブ・アメリカ家電マーケティングのボブ・スキャグリオン本部長(右)(画像クリックで拡大) 情報通信事業統括の大畠昌巳執行役員はこのタイミングでの参入について、「昨今、いろんな所で注目され、ニーズも高まっている。年内は非常にいいタイミング」と説明した。アップルのタブレット端末「iPad」の国内発売を受け、今年は「電子書籍元年」などと呼ばれている。ソニー、KDDI