アメリカのヘルスケアベンチャーへの投資が活況だ。サンフランシスコのヘルステック専門アクセラレーター「ロックヘルス」の調査によれば、デジタルヘルス市場における資金調達企業数と総投資額が、2017年上半期に、過去最高の値を更新。188のデジタルヘルステック企業に、合計35億ドル(約3900億円)が投資された。 総投資額が、資金調達企業数と共に増加したことは、一部の大規模な取引による盛り上がりではなく、デジタルヘルス部門全体に対する投資家たちの期待度の高さを物語っている。編集部では、直接的、間接的に患者のニーズを捉え、着実に成長している米国のヘルステック33社を厳選。技術などの融合により新たな価値を生み出す企業を3つのカテゴリに分けた。 この記事では、遠隔医療や医療保険など、患者を医者や病院とつなぐ12の最新テクノロジーをお届けする。 1. CrowdMed|専門コミュニティと連動 医療診断版ク
個人の生体情報やレセプトなどの公的医療データをこれまでとはケタ違いの規模で収集・解析し、その時系列の変化や地域性を明らかにすることで、予見・先取型で持続可能な医療を実現する――。そんな目標を掲げ、2016年度に始まった国家プロジェクトの具体的な成果が見えてきた。日常の生体・環境情報をIoT(Internet of Things)の仕組みで収集し、クラウドで高速に解析する基盤が整いつつあり、地域における患者の分布や受療行動、薬剤処方傾向などを可視化できる効果も分かってきた。 このプロジェクトは、内閣府のImPACTプログラム(革新的研究開発推進プログラム)に採択された「社会リスクを低減する超ビッグデータプラットフォーム」。2016年4月の本格始動からの約1年間の成果が、内閣府と科学技術振興機構(JST)が2017年6月30日に開催した「2017年度シンポジウム」で披露された(関連記事1)。
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