一流の芸術はどのようにして生まれるのか? 東京芸術大学(宮田亮平学長)と理化学研究所(野依良治理事長)は、第一線で活躍する芸術家の脳の活動を詳しく調べる共同研究に乗り出す。芸術と脳科学という全く違う分野の専門機関が連携して研究するのは珍しく、教育手法などへの応用が期待されている。 テーマは「独創的なアイデアがひらめく瞬間に脳はどんな活動をするか」「進化の過程で芸術や音楽は、どのようにして生まれたのか」「作品を鑑賞する脳の活動は、専門家と一般の人でどこが違うか」など。 年度内の協力協定締結へ向けて最終調整中で、東京芸大の研究者有志が作る研究会「芸術する脳を考える会」(代表=米林雄一教授)を中心に、理研の脳科学総合研究センターと多角的に研究を進める。 脳波のほか、磁場をかけて脳を外部から透かし見る磁気共鳴画像(MRI)やコンピューター断層撮影法(CT)、光トポグラフィーを使い、脳が実際に活動す
佐々木健一『作品の哲学』 東京大学出版会、1985 ■ 感想 この本がすごくおもしろかった。 今後「おすすめの美学書を一冊」と誰かに聞かれたら(そんな機会はまずないのだが)、これを薦めることにしたい。 もちろん今から見ると議論が古い部分もあり、細かいことを言い出せばいろいろ気になる点もある。だいたい目次が悪い。結論が「愛のトポスとしての作品」かよ! そんなこと言われても! などと思ってしまう。 しかし、現在でも十分通用する鋭い指摘が多かった。対象を真摯にとらえるってこういうことかと、いささか感動したりもした。 何より、博学な著者なので、論旨に納得できなくても基本的に読んでるだけで勉強になるのだった。 ■ 見どころ 第五章「作品のア・プリオリとしての解釈学的意志」についてだけ触れる。この章は大変おもしろかった。 p177-178 (エルナニは死んだ【とのことです】というセリフをひいて) この
美学者佐々木健一の著作一覧(不完全)。 随時改訂・追加予定。 ■ 単著 『生物試験法』 講談社、1981 別人と見た。 『せりふの構造(1982)』 筑摩書房、1982 『せりふの構造』 講談社学術文庫、1994 確かサントリー学芸賞受賞。 『作品の哲学』 東京大学出版会、1985 読んだ。 http://www.at-akada.org/blog/2007/01/post_21.html 『演出の時代』 春秋社、1994 『エスニックの次元―『日本哲学』創始のために』 勁草書房、1998 『美学辞典』 東京大学出版会、1995 読んだ。 『ミモザ幻想―記憶・芸術・国境』 勁草書房 、1998 『フランスを中心とする18世紀美学史の研究―ウァトーからモーツァルトへ』 岩波書店 、1999 『タイトルの魔力―作品・人名・商品のなまえ学』 中公新書、2001 あーこれは絶対買おう。 『美学への
【調査対象】 「MyVoice」のアンケートモニター 【調査方法】 インターネット調査(ネットリサーチ) 【調査時期】 2008年1月1日~1月5日 【調査機関】 マイボイスコム株式会社 【回答者数】 12,619名
こないだの日記で触れた、「想像的抵抗Imaginative Resistance」という概念が分かりにくいと言われたので少し捕捉しとこうと思う。 想像的抵抗というのは、「非倫理的な命題(たとえば「嬰児殺しは善だ」という命題)を想像しようとしたときに、あまり想像力が喚起されない、つまり、あまり活き活きとした内容のあるイメージが湧かない」、という現象とされる。 まずここで、「嬰児殺し」そのものが想像しにくいと言っているのではなく、「嬰児殺しが善だ、すばらしいのだ」という価値評価を含んだ命題が想像しにくいと言っていることに注意しときますね。(単に「母親が赤ん坊コロス」ってだけの記述的命題に関しては想像的抵抗は起こらない、という考えです。) ここで、そもそも「〜が善だ」とか「〜が良い」とか想像できんの?って疑問を持つ人がいるかもしれない。 「善」とか「良い」とか想像できなくね?って疑問は、もっとも
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