人がやるパソコン操作を「覚えて」、定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)。日本生命、オリックスグループに続き、三菱東京UFJ銀行も活用。大きな成果を得ている。 2014年春にRPAに着目し、既に約20種類の事務処理にRPAをパイロット適用する実績を持っているのが、三菱東京UFJ銀行だ。BizRobo!の導入によって、2015年中に8000時間分の事務処理作業を削減する成果を得た。 例えば、1時間おきに社内システムにアクセスして、データをチェックし、エクセルにコピーするといった作業に、RPAを適用して自動化。あらかじめ決められた時間にロボットに処理させる機能を使って、定期的に動かすようにした。「面倒な仕事から解放されたと、担当者に喜ばれている」と、三菱東京UFJ銀行の西田良映デジタルイノベーション推進部第二グループ上席調査役は説明する。 この成果を受けて、20