先日、東京都足立区の区立中学で「性交」「避妊」「人工妊娠中絶」という語を用いながら望まない妊娠を防ぐ方法を指導する性教育の授業が行われたのに対し、都議会文教委員会から不適切だと指導が入ったという報道がありました。 SNSでもさまざまな意見が飛び交いました。筆者のタイムラインには、日本の性教育の絶望的な遅れを嘆き、これでは子どもの性の健康も安全も守れないと危惧する声が並びました。現状の性教育を善しとする人はまずいません。 日本は性教育後進国で、そのことが子どもたちに多大なデメリットをもたらしています。それなのに、いまだこんなバックラッシュが起きるとは、もしや性教育が遅れたままでいることでメリットを得る大人がいるのでは?とうがった見方をしたくもなります。 そうした人たちがいると仮定して、それはどんなメリットなのかを想像してみました。もちろん方針や教科書などを抜本的に見直すとなると莫大なコストが
ご相談 ある政治家が「子どもを産まないほうが幸せ」という考え方は自分勝手だと発言してましたが、どう聞きましたか? (40代女性) 遙から 6月26日、自民党の二階俊博幹事長が講演で、「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて」「皆が幸せになるためには子どもをたくさん産んで、国も栄えていく」と発言したことをご記憶だろうか。まったく、ひと月も経っていない間に、記憶はあっという間に色褪せる。遅まきながら、今回はこれについて考察してみたい。 すでにこの発言には、議員たちがきちんと批判を行った。「産めよ増やせよじゃあるまいし」とか、「特定の家族観、価値観を押しつけるのは間違っている」とか「二階先生では若いママの代弁はできない」とか。 でも私が今さら(ひと月経っていないが)この発言を蒸し返すのは、どの反論でも「勝手」と言われた側の憤り、やるせなさ、脱力感をぬぐいきれる言葉とは出会えなかっ
工業製品の品質やその管理体制の基準を定める国家規格「JIS」や国際規格「ISO」の認証機関が、不十分な審査で企業に認証を与える不正をしていたことがわかった。大手素材メーカーなどの品質不正が相次ぐなか、企業の品質管理をチェックする認証機関の不正も明らかになったことで、国際的に高い評価を得てきた日本の…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く