ある程度の規模のシステム構築プロジェクトになると、協力企業の社員を加えて体制を構築する。システムの規模が大きくなればなるほどこの傾向は強く、場合によってはプロジェクトメンバーのほとんどが協力企業の社員で占められ、自社の社員はほんの数人ということも珍しくない。 このようなプロジェクトでは協力企業の支援が不可欠であり、それなくしてはプロジェクトを成功に導くことは困難である。つまり、協力企業の社員はシステム開発プロジェクトにおいて極めて大きな役割を担っている。 しかし、PM(プロジェクトマネジャー)の中には、プロジェクトが順調に進んでいる間は協力企業と円滑な関係を保つ一方で、プロジェクトが火を噴くと手のひらを返したように協力企業の社員を邪険に扱う人がいる。このようなPMは問題が起こるたびに協力企業の社員を呼びつけて怒鳴ったり罵倒したりする。そういう場面を目にするたびに、「プロジェクトの責任は、全
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