日本のプリプレスのデジタル化の実体は、従来のアナログ工程の流れに沿ってDTPアプリケーションソフトを使った手作業をしているのが中心である。素材をサーバに置いて皆がそこでデータの受け渡しをしているとか、入出稿がネットワークでつながったといっても、各部署のオペレータが勘違いをして作業してしまうことを防ぐように連携して管理はしていない。これではやはり校正をとって確認をするという作業を軽減することはできない。このように道具がデジタルになっても各オペレータは離れ小島で独立して作業している。 そこでQuarkのQPSのような管理の仕組みがでてきたわけだが、「DTPのまわりにできつつある新たなデジタル環境」で述べたように、日本では広がっていない。つまりDTP関連作業の革新は中断した状態にある。一方でコンテンツのデータベース化はどんどん進み、DTPソフトにプラグインなどをかまして自動組版するとか、ネットワ