「嫌々なにかをやらされる」という経験をまったくせずに生きている人はおそらく地上にひとりもいないのではないでしょうか。ワンマン経営者といわれるような人や歴史上の有名な独裁者、ただ王位を継承しただけのうすらボンヤリの裸の王様でも、子供の頃に何かしらやりたくもないことをやらされた経験くらいはあることでしょう。 それでもまあ、やりたくもないことをやらされた経験があるなんていうのはかなり幸運な人の話で、世の中の多くの人はやりたくもないことを日常的にやらされながら生きています。こんなことしても意味なんてないのになぁ、ばかばかしいなぁ、なんでこんなことしなくちゃいけないのかなぁ、オレはこんなことのために生まれてきたんじゃないんだけどなぁ、なんて思いながら。 一方で「人生には無駄なことなんて何もない。どんな苦痛も経験も、いつかどこかで何かの役に立つ」なんてことを言う人もいます。まぁそれも間違えてはいないの