「RPAしくじり先生」。テレビの人気番組にあやかったネーミングで、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)導入の失敗から得た知見を積極的に公開している人物がいる。求人サイト「バイトル」や「はたらこねっと」を運営するディップの進藤 圭 次世代事業準備室室長だ。 同社のRPA導入には紆余曲折があった。最初に挑戦したのは2007年。テスト自動化ツール「Selenium」を使って定型業務の自動化に挑んだが、自動化用スクリプト作成に手間がかかり過ぎて断念した。2011年に商用RPAツールの活用でリベンジを狙うも、これも失敗に終わった。 2016年にRPA導入の検討を再び開始。ツール選定に苦労しながらも、2017年にクラウド型RPAツール「BizteX cobit」の利用を開始した。現在、営業担当者がExcelに入力した求人情報をサイトの管理画面に転記する業務や、住所をGoogleマップの座標に