政府が非公開とした尖閣ビデオがユーチューブに流出した問題で、検察が同サイトを運営するグーグルに対して投稿者の通信記録の開示を要請した。これに対してグーグルは「法律に基づく要請があれば、捜査に協力していく」と回答。さて、いったいどういう法的根拠だとグーグルは尖閣ビデオ流出投稿者記録を開示するだろうか。愚問かもしれないがわからない。存外に深い問題を秘めているかもしれないのでブログで愚考してみたい。 尖閣ビデオ流出から三日以上も経ち、NHKの7時のニュースでも毎日報道され、それなりに流出の真相解明が進んでいるのかと思いきや、実際に流出映像が投稿されたユーチューブ側での解明は進んでいない。 この件について今日のNHK「グーグル“捜査には協力”」(参照)はこう報道している。 この問題で検察当局は、衝突事件の映像が流された動画投稿サイトの「ユーチューブ」を運営するアメリカの大手ネット企業のグーグルに対
米Googleは6月28日、同社の中国版サイトに変更を加えると発表した。中国政府の圧力を受けて、香港版Googleへの自動リダイレクトを終了するとしている。 同社は3月から、政府の検閲を理由に中国版検索サービスGoogle.cnを停止した。現在は同サイトにアクセスしたユーザーを香港版のGoogle.com.hkに自動的にリダイレクトしている。香港版では、検閲なしの検索結果を提供している。 しかし中国政府がこの手法に難色を示し、リダイレクトを続ければ、Googleのインターネットコンテンツプロバイダー(ICP)免許を更新しないという意向を明らかにしたという。ICP免許は中国で商用Webサイトを運営するのに必要なもので、これがなければGoogle.cnは消滅する。Googleは6月30日にICP免許の更新を予定している。 Google.cnの消滅を避けるため、Googleは自動リダイレクトをや
ウェブ時代のインフラは崩壊せずに途絶する。 March 25, 2010 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet 前のエントリーで伝えたGoogleのアクションの続報。実際にGoogleが中国のサイトを閉めて、香港のサイトに移って以後の様子を伝える記事。 Google Braces for Fallout in China 【Wall Street Journal: March 24, 2010】 Google Faces Fallout as China Reacts to Site Shift【New York Times: March 23, 2010】 Leaping the Great Firewall of China 【Wall Street Journal: March 24, 2010】 正確に言うと、中国国内
Googleの待避をきっかけに香港はITビジネスのオフショアとなるのか。 March 24, 2010 op-ed / commentary authorjunichi ikeda share tweet Googleが中国政府の検閲ルールに従わないことを明確にし、その結果、中国市場からは表向き撤退することになった。表向き、と断ったのは、中国人向けのサービスのオペレーションを香港で行うことに決めたからだ。 Google Shuts China Site in Dispute Over Censorship 【New York Times: March 22, 2010】 Google Stops Censoring in China 【Wall Street Journal: March 22, 2010】 Google's Search for Web Freedom 【Wall Str
中国政府の検閲の停止を求める交渉が決裂して、グーグルが中国から撤退することになった。 香港経由で検閲なしのサービスを開始するが、すでに香港版サイトには中国本土からの接続が困難になっている。 接続者の殺到によるものか、中国政府の妨害かはまだわかっていない。 「グーグルが存在しない世界」に中国が取り残された場合、それがこれからあとの中国における「知的イノベーション」にどれほどのダメージを与えることになるのか、いまの段階で予測することはむずかしい。 だが、この「事件」のよって中国経済の「クラッシュ」は私が予想しているより前倒しになる可能性が高くなったと私は思っている。 中国の経済成長はいずれ停滞する。 それは不可避である。 これまで右肩上がりの経済成長を永遠に続けた国は存在しない以上、中国の成長もいずれ止まる。 その成長をブロックする主因は、「知的イノベーション」の重要性を見誤ったことにある。
【上海=河崎真澄】グーグルが中国本土でのインターネット検索サービスから撤退し、香港に検閲なしの中国語版検索サービスの拠点を求めたことで、今後は「一国二制度」下にある香港の「表現の自由」も注目される。検閲の順守を義務付ける中国当局が、香港でどこまで「自由」を黙認するのか予断を許さない。 1997年7月に英国から返還された香港には、憲法ともいえる「香港特別行政府基本法」の総則第二条で高度な自治権が保障され、同第五条は「社会主義の制度と政策を実施せず、従来の資本主義制度と生活様式を保持し50年間変えない」と規定している。 香港と、99年12月に返還されたマカオでは、基本的にはネット上の言論規制、監視、検閲は行われていない。中国当局が「分裂主義者」と批判するチベット仏教最高指導者、ダライ・ラマ14世に関する情報や、89年6月の天安門事件のサイトなど、中国本土では閲覧できない内容でも自由に見ることが
This page has been replaced by a more general world wide transparency report. Using it, you can find not only traffic disruptions but also the volume of government queries for some countries. 本页面已经被Google通用的全球透明度报告所替代。通过这个报告,您不仅可以发现服务被阻断的信息,而且还有一些国家政府向Google查询的次数。 The China specific portion equivalent to this report page is here. It charts query volume for various Google properties over time. The
Google は 1 月 12 日に、Google を含めた 20 社以上の米国企業が、中国からの高度なサイバー攻撃を受けたと発表しました。また、中国に関連した複数の人権活動家のGmail アカウント情報が、フィッシングやマルウェアなどにより日常的に外部からアクセスされている形跡があることが分かりました。これらに加え、中国ではインターネット上の言論の自由が制限されており、Facebook、Twitter、YouTube、Google ドキュメント、Blogger などのウェブサイトの規制が昨年から相次いでいます。この状況を受け、私たちは、Google.cn の検索結果における検閲をこれ以上続けることはできないと決定しました。 Google では 23 日未明から、Google.cn における検索、ニュース検索、そして画像検索のサービスについて、検閲を停止しました。中国本土の利用者の方は、G
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このニュースを最初に聞いた時はエイプリルフールかと思いましたが、日付が違うので本当のようです(ソース1、ソース2)。 Googleが中国でMP3の無料ダウンロードサービスを始めたというニュースですが、最大のポイントは勝手に見切り発車したのではなく、4大レーベル(ワーナー、ユニバーサル、EMI、ソニー)との提携により合法的なビジネスとして行なうという点でしょう。Googleはこのサービスの広告収益をレーベルおよび著作権管理団体とシェアします。 周知とは思いますが、現在、中国の音楽コンテンツの99%は違法という状態です。ということで、レコード会社にとっては以下の2つの「究極の選択」がGoogleにより突きつけられたわけです。 勝手にコピーされて収益を得られない 勝手にコピーされて多少とも収益を得られる今回は名より実を取って2の選択肢を取ったということでしょう。 なお、これも周知と思いますが、中
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