デジタル技術の開発競争が激化し、毎日のように進化したテクニックがリリースされるようになった。このような革新的技術は広告・販促キャンペーンにも、いち早く取り入れられるのだが、果たして、これが消費者に「買いたくなる」動機づけとなるのだろうか。 問題は、そのような技術を駆使して得られる結果である。販促企画は、ブランドの認知を上げたり、話題作りのPRとは目的が異なり、どんなに話題になろうと製品が売れない限りクライアントに胸を張って請求書を出せないのだ。 今日は販促企画で展開されているデジタルキャンペーン(通称:デジ・キャン)について、その制作側の視点で書いてみたいと思う。 販促キャンペーンを考案する時、大抵は真っ先に何を景品にすれば受けるかを考え始める。ブランドや製品と関連付けながら。確かに欲しい景品が当たるキャンペーンは購買の動機づけにはなるのだが、私は人の購買行動の背中を押すのは本能や習慣性を