製品に価値を見出すプロセスに注目する Sカレにせよユーザー参加型製品開発にせよ、協力する企業側から見た際の魅力は、ユーザーが開発に携わり、画期的なアイデアを提供してくれるかもしれないということであろう。しかし、この点に期待する限り、先のような問題がつきまとうことになる。そこでもう一つの魅力として、ユーザーが開発とともに同時に販促にも関わることによって、一ユーザーとして口コミを広げたり、協力者を他に広げたりしていく活動に期待するのはどうだろう。 Sカレで行なわれるサイト上の販促活動は、つくり手の活動であるとともに、買い手としての活動でもある。通常は、企業が製品サービスを開発し、その後で別途販促を考える必要があったが、Sカレやユーザー参加型製品開発では、2つの活動が同時に行われることになる。考えてみればあたりまえだが、こうして開発と販促が同時に進められるというプロセスには、先の2つの課題をまと
![「ネット時代で半歩先いく」マーケティング分析入門 (第9回) (4ページ目)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/55ef7443cf71264077d6c6c4fa70a28ba0d731f0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2Fb%2F1200wm%2Fimg_4b701946434ef89884ca0be36df6597b35179.jpg)