「僕は、家族や夫婦や恋人など人間関係の枠組みに縛られることが苦手で、本当にそれが必要なのかと疑ってすらいます。 仕事で接する患者さんやご家族には、家族という枠組みにとらわれて『家族だからやってくれるはずだ』とか『家族だから私がやらなくては』と、こじれたり、抱え込んで苦しんだりしている人がたくさんいます。 加えてカフェでお客さんが話している悩みは、夫婦や恋人のことが多い。『夫婦だから許せない』とか『恋人のはずなのにひどい』とか、関係性の枠からズレることに不満や不安を感じる。 僕は日頃から、人は枠組みで関係性を縛るからこそ、問題や苦しみが生まれるのではないかと疑問を持っています。だからみんなが関係性の枠組みから解放され、個々のやりたいことに忠実になって、自分らしく暮らせばいいのに、と思うんです」 人々の幸せを少し離れた場所から眺めたい 確かに、糟谷さんが取り組む看護事業にしても、カフェ事業にし
![天然木の家に「今はひとり」42歳起業家の暮らし](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ed67a89ed17795f995c7d1b5a97a66b2af2b5272/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fb%2F1200w%2Fimg_1be2ce74facd908e0a2112c1c2a16f2e636021.jpg)