和歌山県みなべ町で「梅収穫ワーケーション」を実施した団体「チーム・ワー」を主宰する島田由香さんの講演会が12日、みなべ町内であった。島田さんは、県外から参加した人にも、受け入れ農家にも好評だったといい、梅収穫ワーケーションの効果や可能性を紹介し、来年以降も継続したいと協力を呼びかけた。 講演会はみなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会とみなべ観光協会の共催。島田さんは、ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス人事総務本部長を務めた後退職し、現在はウェルビーイング(心身ともに健康で社会的に良い状態)を広める活動をしている。 6月、島田さんらは地元の有志と協力し、県外から来た人たちが梅の収穫を手伝いながら仕事もする「梅収穫ワーケーション」を企画、実施した。1カ月間に首都圏の会社員など123人(延べ240人)が参加し、11農家で梅の収穫や選別作業などを無償で手伝った。 島田さんは「みなべ・田辺から変
県と包括連携協定を結んだ「メルカリ」の小泉文明会長(右から2人目)と「ソウゾウ」の石川佑樹CEO(右)。手前は仁坂吉伸知事=1日、和歌山県庁で 和歌山県は1日、スマートフォン向けフリーマーケットアプリを運営する「メルカリ」(東京都)、同社のグループ会社の3者で、包括連携協定を結んだ。メルカリ社員を含めたワーケーション推進などを連携して進めていく。 「メルカリ」と都道府県との協定は神奈川県に次いで2件目、市町村などを含めると約20自治体になるが、県が誘致を進める「転職なき移住」やワーケーションの推進を協定の項目に含めるのは初めて。 協定締結式が県庁であり、メルカリの小泉文明会長と、アプリ「メルカリ」の新規事業の企画開発などを担うグループ会社「ソウゾウ」(東京都)の石川佑樹・最高経営責任者(CEO)、仁坂吉伸知事が協定書に署名した。 メルカリの小泉会長はワーケーションの推進について「仕事と生活
南紀白浜空港隣接地の新オフィスへの進出協定書に署名する「網屋」の石田晃太社長(左)、仁坂吉伸知事(左から3人目)、井澗誠白浜町長(右)=和歌山県庁で 和歌山県白浜町才野の南紀白浜空港に隣接する県所有の「空港公園」に今秋開所するビジネスオフィスに、IT企業の「網屋」(本社・東京都中央区)が進出することが決まった。同オフィスの初めての入居企業となる。 オフィスは現在、建設中で9月中に完成、10月上旬に開所する予定。民設民営の形をとり、県と白浜町が補助金を出す。名称は「オフィス クラウド9」でオフィス7室のほか、打ち合わせスペース、会議室などを設ける。木造1階建て、延べ床面積は999・9平方メートル。 「網屋」は1996年に設立。ファイル漏えいなどの内部不正の防止や、ネットワーク外部からの攻撃防御など、データやネットワークのセキュリティー事業を手掛けている。ネットワーク上のアクセスログを分析する
和歌山県白浜町椿の旅館「しらさぎ」で6月27~29日、温泉や運動で心身共に健康になりつつ仕事もこなす「湯治ワーケーション」のモニターツアーがあった。都市部で働く女性3人がモニターとして参加。「仕事の生産性が上がった」「顔色が良くなった」などと好評だった。旅館は、ツアーで得たアイデアを参考にして商品を考えていく。 旅館が、椿温泉の湯治文化を未来に継承することなどを目的に取り組んでいる新企画。モニターは、オンラインで医療従事者のカウンセリングを受けながら、運動などに取り組んだ。 29日には意見交換会があり、モニターから、睡眠、肌、精神など、参加者が抱える悩みはそれぞれ違うとし「各種コースを選べるようにしてはどうか」などの提案があった。ツアー中の仕事については「海を見て、潮風にあたって、散歩して五感が研ぎ澄まされた」などの声があった。 各モニターの意見を聞いた旅館の女将、熊野幸代さんは「3人のア
世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」に認定されている梅産地、和歌山県みなべ町で今月に入り、首都圏の人らが梅の収穫を手伝ったり、町内で本業の仕事をしたりする「梅収穫ワーケーション」(仕事と休暇の組み合わせ)の新たな取り組みが始まった。 消費材メーカーの「ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス」(東京)の島田由香人事総務本部長(48)=東京都=が主宰する、働く場所や時間などを選ばない新しい働き方に共感する人たちでつくるグループ「Team WAA!(チーム・ワー)」が主催した。県、町、農林水産省が協力している。 グループのメンバーや呼びかけに応じた会社員や経営者など125人が順次、参加する。町内の宿泊施設などに滞在しながら、町内の農家10軒で収穫作業を手伝う。期間は人それぞれで、2週間や1カ月間滞在し、収穫作業と仕事をする人もいる。宿泊、交通費などは自己負担で報酬などはない。 島田さんは、飛
プログラムの内容について記者に説明する(左から)岩田勉町長、堀田一芙代表理事、三宅琢代表=3日、和歌山県すさみ町周参見で 和歌山県すさみ町は、東京都の一般社団法人と連携し、町に滞在した人たちが、心身ともに健康で前向きになることを目的にしたツアーやワーケーションのプログラム開発に取り組んでいる。岩田勉町長は「関係人口の拡大を目指し、町の可能性を追求していきたい」と意気込んでいる。 内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用して取り組んでいる。最初の事業として、25~27日に町内の豊かな自然を体感し、睡眠の質を高めて心身ともに健康になることを目的にしたツアーを予定している。都市部の企業や大学で働く30~60代の男女24人が参加する予定。 ツアーでは、職場環境のコンサルタント業などをしている会社スタジオ・ギフト・ハンズ(東京都)代表で産業医の三宅琢さんが中心になって講義をしたり、ヨガやスト
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