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2011年8月22日のブックマーク (2件)

  • 中里一日記: 川原由美子『ななめの音楽』(朝日新聞出版)

    川原由美子『ななめの音楽』(朝日新聞出版) 川原由美子『ななめの音楽』(朝日新聞出版)を読んだ。1950年頃のレトロ&レトロフューチャーな飛行機と百合テイストと白昼ポエムを結合させた謎のまんがである。なお白昼ポエムはメカ側(=『湾岸ミッドナイト』)ではなく百合側。…と説明しても、なんだかわけがわからないが、読んだ私もなんだかわからない。 2巻232ページの展開も謎だった。とはいえ思えば川原由美子は昔からずっとこんな感じだった。なにが「こんな感じ」なのか説明が難しいが、まるでホモソーシャルな人間関係に恨みでもあるような、とでも言えばいいか。 もう少し詳しく言えるような気がしてきたので追記する。 2巻232ページの異様さは、下半分のセリフで世間的な一般論を語っているところにある。 自分がいかに結婚相手としてふさわしいかを世間的な一般論で説明するプロポーズは、結婚相手を選ぶ自由がほとんどない世界

    shirebito
    shirebito 2011/08/22
    謎のまんが、"ななめの音楽"
  • 安斎育郎『増補改訂版 家族で語る食卓の放射能汚染』 - 紙屋研究所

    学習会でとまどう人びと 福島原発の事故以来、左翼組織の中で、なぜかドシロウトのぼくが原発や放射線被害の問題の学習会のチューターをつとめることがある。もちろん専門家ではないので問題の骨格を知るための入門という位置づけだ。 その学習会の場で、ICRP(国際放射線防護委員会)の見解を紹介し、低線量の放射線であってもガンになる確率はあるものとみなされる、としゃべる。安全基準というものは存在せず、「がまん量」なのだ、という話である。 たとえば共産党の機関紙誌にも放射線問題の専門家としてしばしば登場する野口邦和(日大学専任講師)の見解を紹介する。 暫定規制値はあくまでも事故時の緊急対応措置だということを理解する必要がある。メディアは安全基準などという言い方をしているが、安全基準ではない。被曝線量は低ければ低いほどよいというのが通説だ。暫定規制値は、いわば“がまん基準”であり、放射性核種が大規模に漏れ

    安斎育郎『増補改訂版 家族で語る食卓の放射能汚染』 - 紙屋研究所