7500冊のコミックをそろえる立川の老舗銭湯「梅の湯」(立川市高松町3、TEL 042-522-3800)が若者たちから人気を集めている。 同銭湯は1941(昭和16)年に創業し、現在は3代目の佐伯雅斗さんが店主を務めている。都内で最初に岩盤浴や電子マネーを導入するなど、新しい試みに積極的に取り組んでいる。 2006年の改築を機に集め始めたコミックは現在7500冊に及ぶ。「カップルのお客さまが、コミックがあることによって、お互いの入浴時間を気にせずに過ごす様子を見て増やしていこうと思った」と佐伯さん。1・2階の休憩室の壁面の本棚は出版社別に分けられ、シリーズの背表紙の色により佐伯さんこだわりの配置で並ぶ。「『きれいだけれど、やり過ぎ』といった感じを出したい。当面の目標は1万冊。今後どのように壁面に本棚を増やしていくかが課題」と話す。 「当湯の利用客は、下は小学生以上のグループやカップル、ご