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reviewとbookに関するshirebitoのブックマーク (9)

  • 『歴史学の将来』by 出口 治明 - HONZ

    碩学のは、とてつもなく重い。来月、出版予定の歴史をテーマにした拙著の最終校正をしていたが、このを読んで、一瞬、出版を取り止めようかと思ったほどである。歴史を書くということは、生半可な営為ではないのだ。そのことを、改めて痛いほど思い知らされた。 およそ何事であれ、物事を論じる時には、まず、言葉の定義を明確にしなければならない。ルカーチはオックスフォード英語辞典(OED)を頻繁に引く。最初に、「『正式な記録』という意味での歴史(history)が初めて登場したのは、1482年」であったことが示される。ロレンツォ・イル・マニフィーコの時代だ。そして、「発言の意味は、『いつ』それが言われたのか、『いつ』その人が生きていたのかを知らない限り、理解することはできない」のだ。このような冷徹な認識のもとに、肺腑を一直線に貫くルカーチの透徹した箴言が、次々と繰り出される。 「多くの国では現在でも、学校の

    『歴史学の将来』by 出口 治明 - HONZ
  • 著者インタビュー タイツくん 松岡宏行さん(後編) - HONZ

    でかすぎるイメージを持たなければ一歩踏み出せる 都心にでかいオフィスを持つ起業って大変だよね。たぶん自分の金じゃ出来ないです。出資者のところを事業計画書を持って回って、人に何百万円も出資してもらうなんて、とてもじゃないけど俺はできない。 だって、自分しか信用できないことにこそ賭けたいから起業するんでしょ? ぱっと説明して、人が賛同してくるようなアイデアってもう古いと思う。自分はいいと思っているけど、人を説得するのが難しくて、まどろっこしいから起業するだと思うんだけど。 シャープなことって、一人二人しか説得できないと思う。でもそれに賭けてやってみたいのであれば、何千万円もかけて、立派なオフィスを借りる「でかい船出」ってできないよね。 二人いればできる 自分の場合、自分と自分を信じてついてきてくれる奥さんぐらいだった。奥さん説得するのが難しい人結構多いみたいだけど、俺の場合はそれがすごく楽で、

    著者インタビュー タイツくん 松岡宏行さん(後編) - HONZ
  • 『ハウス・オブ・ヤマナカ』 - HONZ

    明治の揺藍期に日の美術品が海外に流出したのは広く知られる。海外の美術商が直接買い付けた物もあるが、日人の手によって広まった物も少なくない。中でも明治期から第二次世界大戦が始まる前まで、欧米で存在感を放ったのが山中商会だ。ニューヨーク、ボストン、イギリスなどに支店を構え、ロックフェラーなどの欧米の富豪に日中国の美術品を供給し続けた。書は、山中商会の事業の拡大と衰退を時系列で描いている。 戦前、それも明治期の美術商は個人での活動が多かった。山中商会も隆盛期に経営を担った山中定次郎の活動が山中商会の評価と重なる部分がこれまでは大きかった。実際、山中商会について詳しい 『山中定次郎扇伝』などの文献では、その書名からもわかるように、定次郎を中心に山中商会の歴史は描かれている。こうした中、書が新たに提示した視点とは、山中定次郎=山中商会の構図をぬりかえたことだろう。著者は明確に記していない

    『ハウス・オブ・ヤマナカ』 - HONZ
  • パーフェクトPython - forest book

    Python3 に特化した専門書という位置付けですが、(Python3 に関した) 言語仕様やその変更、ライブラリの詳細の違いなどを除けば、Python2 でも活用できる知識が大半です。まだ Python2 しか使っていないという方でも十分に役立つ内容だと思います。 ただ、書を読み進める上で1つだけ忘れてはいけないことがあります。Python 全般について丁寧に解説されていますが 著者名が Python サポーターズとなっていますが、ついったーなんかでは Python モヒカンズなんて言われています。 パーフェクト Python の執筆に参加しました — プログラマのネタ帳 二冊目 と何だかこわい人たちが書いただということです。まずはそのことを念頭におくことで書を楽しんで読み進められる心の準備が整った、言い換えると、覚悟はできたと言えます。そうすれば、途中でこわくなってきても勇気をも

    パーフェクトPython - forest book
  • 過剰に大きな星条旗―孫崎享『戦後史の正体』を読む - Valdegamas侯日録

    戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1) 作者: 孫崎享出版社/メーカー: 創元社発売日: 2012/07/24メディア: 単行購入: 31人 クリック: 410回この商品を含むブログ (86件) を見る 感心できないである。 著者が出版社から「高校生でも読めるような冷戦後の日米関係」を書くように希望されたことが書出版の動機であり、構想を考えるうち、冷戦後に限らず、戦後の日米関係の通史として描くとを決めたそうである。とはいえ、書は日米関係史としてははなはだ中途半端なものである。その内容からして、日米関係というファクターを重視した、戦後史(つまりタイトルどおり)とする方が妥当だろう。 書はまず細部の不用意さが目を引くが、書のようなは細部を都度つつきまわすより、その示す議論の枠組みについて批判的検討をするべきだろう。まず概略をまとめたうえで、枠組みの検討を行ないたい。 書の概要

    過剰に大きな星条旗―孫崎享『戦後史の正体』を読む - Valdegamas侯日録
  • 『黄金の王 白銀の王』 沢村 凛著 政治という物は、突きつければこういうものだと思う。けど、こんな厳しい仕事は、シンジくんじゃなくても、世界を救えても、ふつうはだれもやりたがらないんじゃないのか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 二人は仇同士であった。二人は義兄弟であった。そして、二人は囚われの王と統べる王であった――。翠の国は百数十年、鳳穐(ほうしゅう)と旺廈 (おうか)という二つの氏族が覇権を争い、現在は鳳穐の頭領、ひづちが治めていた。ある日、ひづちは幽閉して来た旺廈の頭領、薫衣(くのえ)と対面する。生まれた時から「敵を殺したい」という欲求を植え付けられてきた二人の王。彼らが選んだのは最も困難な道、「共闘」だった。 あらすじ このを読んで思い出したのは、パレスチナ紛争と中東のことでした。この世界、翠の国は、まさに部族社会でであって、各部族が凄惨な殺し合いを重ね続けるという「復讐の論理」によって歴史が積み重ねられている国です。この中で特に、王位を争う鳳穐(ほうしゅう)と旺廈 (おうか)という氏族のそれぞれの頭領がこの物語の主人公です。 素晴らし

    『黄金の王 白銀の王』 沢村 凛著 政治という物は、突きつければこういうものだと思う。けど、こんな厳しい仕事は、シンジくんじゃなくても、世界を救えても、ふつうはだれもやりたがらないんじゃないのか? - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 中里一日記: Coders at Work まとめ Part 2

    Coders at Work まとめ Part 2 『Coders at Work』まとめ Part 1の続き。 第5章 Joshua Bloch ・(プログラマすべてが読むべきは?)これについては若干複雑な思いがありますが、それでも『デザインパターン』はすべてのプログラマが読むべきだと思います。このは共通のボキャブラリを与えてくれます。良いアイディアがたくさん詰まっています。一方でスタイルや言語の寄せ集めのようで、古さが感じられるようになりました。それでも間違いなく読む価値はあると思います。 ・近ごろではみんな並行性について学ばなければならなくなっています。『Java並行処理プログラミング』はおすすめできます。タイトルにJavaとありますが、内容の多くはどんなプログラミング言語にも使えるものです。 #私からも推薦します。 ・(プログラマはなぜ言語について宗教的になるのか?)分かりませ

  • 中里一日記: Coders at Work まとめ Part 1

    Coders at Work まとめ Part 1 『Coders at Work』はいいなので、思いのままにまとめてみた。 ネットに山ほどある「まとめ」の流儀に従い、まとめ元の内容など事実上無視している。ネットの「まとめ」を真に受ける人がいるとは想像したくないが、世の中には底抜けに天井知らずに愚かな人がいるらしいので、一応警告した。 第1章 Jamie Zawinski ・(Emacs LispコンパイラについてStallmanへのメールで)「前のコードはクズだからすっかり書き直した」 ・C++には嫌悪しか感じません。あらゆることがあらゆる仕方で間違っています。 #だがそれがいい。プログラミング言語が生み出した究極のパズル、C++。 ・Perlは嫌いですね。ひどい言語です。しかしおよそどこにでもインストールされています。 ・Objective Cで書きましたが、あれは非常に良い言語です

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