第6部に関するshiromitsuのブックマーク (10)

  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第81話「夷陵の戦い(いりょうのたたかい)」

    ここまで勝利を重ねてきた蜀軍(しょくぐん)だったが、陸遜(りくそん)ひきいる呉軍(ごぐん)の激しい抵抗に遭う。 さらに猇亭(おうてい)の蜀陣で疫病が発生し、馬良(ばりょう)は劉備(りゅうび)にいったん秭帰城(しきじょう)まで引くよう進言するが――。 第81話の展開とポイント (01)猇亭 劉備の軍営 馬謖(ばしょく)が劉備に諸葛亮(しょかつりょう)の書状を届ける。 諸葛亮は書状の中で、これまでの劉備の連勝に敬服の意を示しながらも、陸遜に対して油断しないよう注意を促す。 ★ここで劉備が馬謖に、春秋(しゅんじゅう)時代のチョウカツ(趙括?)のエピソードを持ち出していた。「兵法の研究にかけては陸遜よりも遥かに上であった。されど結局、机上の空論に終わった……」と言っていたが、これだけではよくわからない。 劉備は馬謖に、ここで数日休んだあと成都(せいと)へ戻り、諸葛亮に伝えるよう言う。「こたびの戦は

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第81話「夷陵の戦い(いりょうのたたかい)」
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第80話「陸遜、大都督となる(りくそん、だいととくとなる)」

    富池口(ふちこう)での敗報に接するや、呉(ご)の孫権(そんけん)は幽閉していた陸遜(りくそん)を呼び出し、大都督(だいととく)に任じて蜀軍(しょくぐん)の迎撃を命ずる。 蜀の劉備(りゅうび)は馬良(ばりょう)から陸遜の経歴を聞き、その力量を試すべく攻撃命令を下す。 第80話の展開とポイント (01)富池口 韓当(かんとう)と周泰(しゅうたい)が黄忠軍(こうちゅうぐん)の反撃に遭い、進退窮まる。 しかし程普(ていふ)が兵をひきいて駆けつけたため、皆で包囲の突破にかかる。だが程普は矢を受けて落馬し、そのまま亡くなってしまう。 ★周泰は既出だが、字幕で紹介されたのは初めてかも? また、ここで程普の字幕が「程晋」となっていた。これは誤りだろう。 関興(かんこう)が劉備に戦況を報告。富池口に入った呉軍は8万ほど。韓当と周泰は残った兵1万をひきいて逃げたが、ほかは壊滅したようだと。 また、傅士仁(ふし

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第80話「陸遜、大都督となる(りくそん、だいととくとなる)」
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第79話「黄忠、矢に当たる(こうちゅう、やにあたる)」

    秭帰(しき)の陥落に続き、夷陵(いりょう)が蜀軍(しょくぐん)に包囲されていると聞いた呉(ご)の孫権(そんけん)は、10万の軍勢を夷陵へ向かわせる。 この知らせがもたらされると、蜀将の黄忠(こうちゅう)は劉備(りゅうび)の許しを得て富池口(ふちこう)へ向かい、自ら呉軍をおびき寄せるための囮(おとり)になった。 第79話の展開とポイント (01)建業(けんぎょう) 諸葛瑾(しょかつきん)が孫権のもとに戻り、劉備が和睦を拒んだことを報告する。 孫権が次の策を尋ねると、諸葛瑾は曹丕(そうひ)への投降を進言。いったんは腹を立てた孫権だったが、しばらく考えさせてほしいと応ずる。 (02)魯粛墓(ろしゅくぼ) 孫権が張昭(ちょうしょう)に、諸葛瑾が曹丕への投降を進言したことを話す。 ★魯粛の墓の右にもうひとつ同じような墓があった。誰の墓だろうか? 張昭も諸葛瑾に賛同し、使者として趙咨(ちょうし)を薦め

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第79話「黄忠、矢に当たる(こうちゅう、やにあたる)」
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第78話「劉備、呉を伐つ(りゅうび、ごをうつ)」

    劉備(りゅうび)は張飛(ちょうひ)の急死を受け、改めて呉(ご)の孫権(そんけん)を討伐する決意を語り、群臣の反対を押し切って自ら東征に赴く。 秭帰(しき)を攻略し勢いに乗る蜀軍(しょくぐん)は、恐るべき速さで荊州(けいしゅう)へ迫り、呉都の建業(けんぎょう)に動揺が広がる。 第78話の展開とポイント (01)蜀漢(しょくかん) 成都(せいと) 張飛の弔問の場で、劉備が秦宓(しんふく)に呉討伐の檄文(げきぶん)の起草を命ずる。しかし秦宓は、先に魏(ぎ)を討伐すべきだと諫言する。 怒った劉備は秦宓の処刑を命ずるが、諸葛亮(しょかつりょう)や趙雲(ちょううん)らが助命を乞うたため、ひとまず投獄にとどめた。そして皆に、自ら呉討伐の檄文をしたためると告げる。 ★秦宓は字幕による紹介がなかった。 (02)丞相府(じょうしょうふ) 魏延(ぎえん)が諸葛亮に、劉備が李厳(りげん)を尚書(しょうしょ)に、黄

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第78話「劉備、呉を伐つ(りゅうび、ごをうつ)」
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第76話「曹丕、漢を簒奪する(そうひ、かんをさんだつする)」

    第76話の展開とポイント (01)許宮(きょきゅう) 内宮(ないくう) 司馬懿(しばい)が献帝に、受禅台(じゅぜんだい)が完成したあと吉日を選んで文武百官を集め、曹丕に天子(てんし)の玉璽(ぎょくじ)を渡して禅譲するよう伝える。司馬懿は献帝の御前で詔(みことのり)の起草に取りかかる。 (02)許都 受禅台 献帝が詔を読み上げ、曹丕への禅譲を宣言する。 ★確信は持てないが、このシーンでは先の第59話(04)で出てきた銅雀台(どうじゃくだい)を使って(使い回して)いるように見えた。 (03)西暦220年 曹丕 曹魏を建国 曹丕が国号を「大魏(たいぎ)」と号し、「黄初(こうしょ)」と建元。洛陽(らくよう)を都と定め、亡き曹操(そうそう)に太祖(たいそ)武皇帝(ぶこうてい)の諡号(しごう)を追贈する。 また曹丕は、帝位を譲った劉協(献帝)を山陽公に封ずる。 (04)許都 船着き場 司馬懿が曹丕の命

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第76話「曹丕、漢を簒奪する(そうひ、かんをさんだつする)」
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第75話「退位を迫る(たいいをせまる)」

    曹丕(そうひ)は司馬懿(しばい)の進言を容れ、華歆(かきん)に上奏させる形で献帝(けんてい)に禅譲を迫る。 屈辱に震える献帝とは裏腹に、曹丕と配下は禅譲の実現に向けた地固めを進めていく。 第75話の展開とポイント (01)魏王府(ぎおうふ) 曹丕が司馬懿の進言を容れ、帝位に即くための準備を進めるよう告げる。 (02)司馬懿邸 司馬懿が司馬昭(しばしょう)に、曹丕に帝位に即くよう勧めたことを話す。司馬昭は、曹丕の建国後は丞相(じょうしょう)にさえなれるかもしれないと言うが、司馬懿は浅はかだとたしなめる。 ★ここで司馬懿が司馬昭に、「わが一族は100年も続く名門なのだ……」と言っていた。 (03)許宮(きょきゅう) 朝議の場で華歆が献帝に上奏し、曹丕への禅譲を求める。献帝は先祖にお伺いを立てると言い残し、宗廟(そうびょう)へ向かう。 (04)許都(きょと) 宗廟 献帝が先祖に謝罪しているところ

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第75話「退位を迫る(たいいをせまる)」
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第83話「白帝城に孤を託す(はくていじょうにこをたくす)」

    劉備が諸葛亮を呼び、これまでの働きに謝意を伝え、諫言を聞かずに夷陵で大敗したことを改めて詫びる。 劉備は、劉禅(りゅうぜん)の補佐役が望みならそうしてほしいと言う一方、劉禅が大業を成す器ではないと見極めたときは、諸葛亮自身が帝位を継げとも言う。 諸葛亮は忠節を貫くと述べ、劉禅を補佐すると誓う。劉備は劉禅に諸葛亮への拝礼を命じ、今後は彼を父と仰いで仕えるよう諭す。 馬謖が劉備に、大臣たちが外で待っていることを伝える。 馬謖が退出した後、劉備は諸葛亮に馬謖をどう見ているか尋ねる。諸葛亮は、当代の英才で陸遜にも劣らないと答える。 しかし劉備は、馬謖の言葉が誠に大仰(おおぎょう。大げさ)だとし、大事は任せられないだろうと告げる。 劉備は諸葛亮に外で待っている皆を呼び入れるよう言うが、ほどなく息を引き取る。 ★亡くなる直前の劉備が劉禅に、(『史記〈しき〉』の)「高祖紀(こうそほんぎ)」を暗唱させて

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第83話「白帝城に孤を託す(はくていじょうにこをたくす)」
    shiromitsu
    shiromitsu 2020/05/10
    曹操に続き劉備も逝く。跡継ぎの劉禅は確かに凡庸な人物でしたが、自分の凡庸さをよく知っていたようにも思えます。馬謖が呉へ遣わされたという設定には不満が残りました。
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第82話「陸遜、連営を焼く(りくそん、れんえいをやく)」

    222年、呉(ご)の陸遜(りくそん)は周到に準備を整えて大規模な火計を発動し、蜀軍(しょくぐん)に壊滅的な損害を与える。 それでも諸葛亮(しょかつりょう)の迅速な手回しにより、命拾いした劉備(りゅうび)は白帝城(はくていじょう)へと逃れた。 第82話の展開とポイント (01)成都(せいと) 諸葛亮が馬謖(ばしょく)に、劉備が陸遜に敗れた場合の三国の情勢変動について尋ねる。 馬謖は、蜀と呉の兵力が大きく削がれたため、再び魏(ぎ)が優位に立つと答える。そして蜀と呉は遺恨を取り払って手を組み、魏に対抗しなくてはならないとも述べた。 諸葛亮も同じ考えだとし、馬謖の見識に安堵(あんど)。その才能を高く評価する。 諸葛亮は自身が考案した八陣図を見せ、この陣を魚腹浦(ぎょふくほ)に布(し)くよう命ずる。2千の兵馬をひきいて魚腹浦へ急ぎ、この図に基づいて土を掘り、石を積んで罠を設け、八卦(はっけ)の陣を布

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第82話「陸遜、連営を焼く(りくそん、れんえいをやく)」
    shiromitsu
    shiromitsu 2020/05/10
    東征を強行したものの夷陵で陸遜に大敗する劉備。らしいと言えばそれまでですが、魏との国力差を考えれば致命的な失敗でした。
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第77話「張飛、殺害される(ちょうひ、さつがいされる)」

    221年、漢(かん)を簒奪(さんだつ)した魏(ぎ)の曹丕(そうひ)に対抗し、蜀(しょく)の劉備(りゅうび)も帝位に即いた。 劉備は関羽(かんう)の仇(あだ)を討つべく、呉(ご)の孫権(そんけん)討伐に向かおうとするが、諸葛亮(しょかつりょう)や趙雲(ちょううん)らは難色を示す。 第77話の展開とポイント (01)成都(せいと) 李厳邸(りげんてい) 劉備から意見を求められた李厳も帝位に即くよう勧める。 ★ここで李厳が劉備に、「王が井戸だとすれば、天子(てんし)はさらに深い井戸だと言えましょう……」と言っていた。 劉備は李厳の話を聴き、帝位に即く決意を固める。そして李厳を蜀郡太守(しょくぐんたいしゅ)に任じ、諸葛亮を補佐して蜀の政(まつりごと)をつかさどるよう命ずる。 (02)西暦221年 劉備 蜀漢(しょくかん)を建国 劉備が帝位に即く。 ★ここでナレーションが入っていた。「建安(けんあん

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第77話「張飛、殺害される(ちょうひ、さつがいされる)」
    shiromitsu
    shiromitsu 2020/05/10
    あまりにもあっけない張飛の死。ここに至った過程がいかにも張飛らしいものでした。このあっけなさが逆にリアルというか……。こういう最期もあるよなぁ、と考えさせられました。
  • 『三国志 Three Kingdoms』の考察 第74話「七歩の詩(しちほのし)」

    亡き曹操(そうそう)の跡を継ぎ、魏王(ぎおう)となった曹丕(そうひ)。父の葬儀に参列せず、いまだ挨拶にも来ない弟の曹植(そうしょく)のもとへ許褚(きょちょ)らを遣わし、その罪を問う。 ようやく曹植が魏王府に姿を見せると、曹丕は華歆(かきん)の勧めに従い、7歩進む間に詩を作るという難題を吹っかける。 第74話の展開とポイント (01)許都(きょと) 宗廟(そうびょう) 献帝(けんてい)が先祖に曹操の死を報告し、その葬儀で叩頭(こうとう)の礼を執らされたことを詫びる。さらに、曹丕が詔(みことのり)を待たずに王位を継いだことに憤り、無念の思いを述べる。 (02)魏王府 曹丕が司馬懿(しばい)を呼び、いまだに姿を見せない曹彰(そうしょう)と曹植への対応を相談する。 そこへ、曹彰が10万の軍勢をひきいて弔問に来たとの知らせが届く。司馬懿は曹丕に命がけで説得にあたることを告げ、城外に駐留する曹彰のもと

    『三国志 Three Kingdoms』の考察 第74話「七歩の詩(しちほのし)」
    shiromitsu
    shiromitsu 2020/05/10
    たとえ『正史』で触れられていないエピソードでもこれは外せません。兄弟間における複雑な感情というのは時代を経ても変わらないものなのか……。
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