管理人のイエイリです。 飛島建設とKDDIスマートドローン(本社:東京都港区)は、山間部にある土木インフラの維持管理を、全自動ドローン(無人機)によって行うため、山形県米沢市にある米沢大平小水力発電所で実証実験を行いました。 使用したドローンは、橋梁やダムなどの構造物の維持管理によく使われている「Skydio X2」という機種で、現場には充電や格納などのためにドローン基地局「Skydio Dock for X2」も設置しました。
管理人のイエイリです。 2024年3月22日、設備工事大手の高砂熱学工業と、建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進するArent(本社:東京都中央区)は記者会見を行い、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を中核とした業務プラットフォーム「PLANETS」を共同開発し、運用を始めたことを発表しました。 記者会見で説明するArentの鴨林広軌 代表取締役社長(左)と、高砂熱学工業の小島和人 代表取締役社長(右)(以下の写真、資料:Arent、高砂熱学工業) BIMを中核とした業務プラットフォーム「PLANETS」の概念図。BIMをベースとした9つのSaaSシステム(左)を中核として、設計から施工、メンテナンスまでの一連の業務プロセス全体をデジタル化する(右) 高砂熱学工業 と言えばBIMやプレハブ化を駆使した生産拠点「T-Base」を開設するなど、DX戦略に取り
MatterportのVRで内装見積もり! 野原グループの「BuildApp」で“図面レス面積計算”が可能に 管理人のイエイリです。 建物のリフォーム工事で大きなウエートを占めるのが、壁や床、天井、開口部などの内装工事です。 その見積もりは、現場でメジャーテープなどを使って各部の寸法を測り、野帳などにメモして事務所に持ち帰り、図面を起こして算出する、という流れが一般的でした。 確実に受注できるか分からない段階で、こうした手間ひまのかかる作業が多く発生すると、4月から建設業に適用される時間外労働の上限規制、いわゆる「2024年問題」解決を阻害する要因になりますね。 そこで野原グループ(本社:東京都新宿区)は、同社が運営するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)プラットフォーム「BuildApp」に、内装工事の概算見積もり業務を効率化できる新機能を追加しました。 図面がない建物
管理人のイエイリです。 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)は、建物の3D形状や寸法と、部材などの仕様などの「属性情報」を1つにまとめて扱うので、1つのBIMモデルを作っておけば、様々な情報を必要に応じて取り出すことができます。 ただ、これまでのBIMによる設計方法は、床や壁、開口部などの3Dパーツを一つ一つ選び、組み立てていく手作業が中心だったので、施主が希望する条件を踏まえたBIMモデルを作るのに時間がかかっていました。 また、施主がBIMモデルに含まれる部屋の面積や仕上げ・断熱仕様など、建設コストや環境性能など、投資採算性にかかわるデータを見たいと思っても、設計者に依頼してBIMモデルからデータを取り出し、まとめてもらうのを待つしかありませんでした。
管理人のイエイリです。 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)のメリットの1つは、設計変更への対応がしやすいことと言われています。3DのBIMモデルを修正すれば、平面図や立面図などの図面に図面自動作成できるからです。 といっても、プロジェクトが設計段階から施工段階に入ってからは、なかなかそうはいきません。施工現場で使われる「施工図」には、細かい注記や部材などが入っており、単純に設計段階のBIMモデルを修正しただけでは図面に反映されません。 その結果、施工段階での設計変更はBIMモデルと施工図の両方を“同時更新”することになり、複数の図面への転記や修正でかえって非効率になってしまいます。
管理人のイエイリです。 BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の活用が広がっていますが、その対象は主に新築物件で、既存建物の改修での活用はあまり進んでいません。 というのは、長期にわたる維持管理の間に小さな追加工事が行われ、改修工事の時は図面と現況が異なっていることが多いからです。 様々な業務効率化のもとになるBIMが、改修工事に使いにくいのは問題ですね。 そこで東急コミュニティー(本社:東京都渋谷区)は、既存建物の現況BIMモデルを手軽に作れる方法にチャレンジしました。使ったのは3Dレーザースキャナーではなく、 ナ、ナ、ナ、ナント、 Matterport(マーターポート) Pro3 という3D撮影カメラだったのです。(野原グループのプレスリリースはこちら) Matterport Pro3とは、写真を撮影するカメラと点群計測を行うLiDARの両方を搭載した計測機器です。 3
住宅現場を2分でデジタルツイン化! AI施工管理「zenshot」でリビングディーが移動のムダを60%削減 管理人のイエイリです。 静岡県や山梨県などで年間100棟の注文住宅を手掛ける工務店、リビングディー(本社:静岡県冨士市)の悩みは、現場監督が各現場を巡回する移動時間が大きな業務負荷になっていることでした。 そこで導入したのが、東京大学発のスタートアップ企業、SoftRoid(本社:東京都千代田区)が開発したAI(人工知能)施工管理サービス「zenshot」です。 現場で作業する大工さんが、360°カメラを持って現場内部をぐるっと回って2~3分、動画を撮影するだけで、現場の内部を ナ、ナ、ナ、ナント、 デジタルツイン化 することができるのです。(SoftRoidのプレスリリースはこちら)
管理人のイエイリです。 nat(本社:東京都港区)が開発・運営する現場3D計測アプリ「Scanat(スキャナット)」は、iPhone ProやiPad Proに搭載されているのLiDAR(ライダー)という3Dスキャナー機能を使って、部屋の内部を即座に3Dデータ化するものです。(詳しくは2023年2月14日付の当ブログ参照) iPhoneなどのLiDARを使って3D計測するアプリ「Scanat」。室内の形状を3Dデータ化し寸法や面積などを計測できる(以下の資料:nat) その生産性向上効果は高く、natによれば2022年1月のリリース以来、ユーザーから「現場調査の時間が圧倒的に短くなった」とか、「赤字覚悟で受けた案件もScanatの活用で黒字化できた」などの声も上がっているそうです。 一方、課題としては3D間取り図データから、現場でよく使われている2D図面に直すのにひと手間かかることがありま
Chat GPTで計画、Midjourneyでデザイン、自動的にBIM化! “プロンプトアーキテクト”のスピード設計術とは 管理人のイエイリです。 アメリカ建築家協会日本支部(AIA Japan。所在地:東京都品川区)は、2023年5月27日、「BIMSTORM / A CHARETTE FOR ARCHITECTS AND MACHINES」と題するオンラインセミナーを開催しました。 講演したのは、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を使って24時間で建物を設計するコンテスト「BIMSTORM」の創始者として知られるキモン・オオヌマ氏(Kimon Onuma)と、米国一般調達局(GSA)でBIM施策を担当してきたスティーブ・ハガン(Steve Hagan)氏です。 セミナーの内容は、東京・築地市場の跡地に、架空の「AI博物館」などを、話題のチャットAI「Chat GPT
管理人のイエイリです。 オプティム(佐賀本店:佐賀市)は、iPhone ProやiPad ProのLiDAR機能とRTK GNSS受信機を使って、公共座標系による高精度な3D点群計測を行うシステム、「OPTiM Geo Scan」を2021年5月に発売しました。(2021年6月16日の当ブログ参照) 「Geo Scan」の使用イメージRTK GNSS受信器で計測した座標(赤い印)と、iPhoneなどで計測した点群データを合体させて公共座標系による点群計測を行う(以下の写真、資料:オプティム) その後、iPhoneなどで計測した点群データは、国土交通省が発注する工事の施工管理でも使えるようになり、点群の利用は急速に普及しつつあります。(2021年9月8日の当ブログ参照) あれから2年、オプティムは2023年5月24日に、Geo Scanのユーザー向けに新製品「OPTiM Geo Scan A
普通のBLKと違って、2本の角のようなものが立っており、下部にはなんやら基盤やビスのようなものが付いているのがわかります。 この「BLK ARC」は、 ナ、ナ、ナ、ナント、 ロボットで点群計測 を行うために開発された、全く新しいロボット搭載型自律レーザースキャナーなのです。(ライカジオシステムズのプレスリリースはこちら) これまでの3Dスキャナーは、三脚に載せて計測するのが一般的でした。ところがこのBLK ARCは、ロボットに搭載して自律的に現場を移動しながら、完全自律型の移動レーザースキャニングを行うために開発されたのです。 この3Dスキャナーを移動式ロボットに搭載することで、危険な現場や行き来が大変な所でも、点群計測やパノラマ画像の取得を自動的に行えます。 スキャンは移動中に行う場合と、現場に静止して行う場合の両方に対応できます。計測したデータは、Hexagonのクラウドベースの可視化
管理人のイエイリです。 電力会社には、長い距離を送電するため、山の中などに“ポツンと建っている施設が多数あり、日々、運用管理を行っています。 東北電力ネットワーク(本社:宮城県仙台市)が管理するマイクロ波無線中継所もその一つです。山頂部にあるこの施設は、自然災害による倒木や冬季の積雪によって、車両が通行できなくなることもあります。 そんな時に設備の異常が発生した場合は、社員や協力会社のスタッフが徒歩で現地に向かい、設備や配電線などを点検していますが、作業の安全性や効率の点で課題がありました。
iPhoneのLiDARを“巻き尺”のように活用! 萩原建設工業とネクステラスが「ConstLiDAR」を共同開発 管理人のイエイリです。 iPhoneやiPadの上位機種に搭載されている3Dスキャナー機能の「LiDAR(ライダー)」は、現場を手軽に点群計測できるとして、様々な建築・土木の現場に導入されています。 計測した点群データをBIM/CIMソフトや点群ブラウザーなどで開くと、いろいろな部分の寸法や面積などを測れるのは出来形管理などの面では便利ですが、メジャーテープやスケールのように施工の作業には使いづらいです。 この不便を解消しようと、萩原建設工業(本社:北海道帯広市)とネクステラス(本社:札幌市西区)は、スマートフォン用アプリ「ConstLiDAR」を共同開発しました。 このアプリの目的は ナ、ナ、ナ、ナント、 現場の様々な計測 を行うことなのです。(萩原建設工業のプレスリリース
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く