【ニューヨーク=佐々木良寿】国連人口基金は20日、2010年版世界人口白書を公表した。 それによると、世界の総人口は、昨年より7930万人増えて69億870万人。世界最大人口を抱えるのは中国で13億5410万人、次いでインドの12億1450万人、米国の3億1760万人と続き、日本は昨年より20万人減って1億2700万人で10位だった。 2050年の人口見通しでは、アジア、アフリカなどの発展途上国、最貧国の大幅な人口増加により、世界総人口は91億5000万人になる。インドの人口16億1380万人は、14億1700万人の中国を抜いて世界最大となり、日本は1億170万人で17番目に落ち込む見通しだ。 地域別に見ると、日本同様に少子化に悩む欧州だけが、2010年の7億3280万人から6億9100万人に減少する。