日本経済団体連合会(経団連)は2011年7月1日、「IFRS導入準備タスクフォースのフィードバック資料」を公開した。経団連に所属する大手企業で構成するIFRS導入準備タスクフォースでの議論の内容をまとめた文書だ。文書は約90ページで、「初度適用」や「固定資産」といったIFRSの九つのテーマ別に、「作成者の疑問・要望」「専門家の個人的見解など」「対応のポイント・サマリー」などを掲載している。 九つのテーマは、(1)初度適用、(2)固定資産、(3)無形資産、(4)収益認識、(5)金融商品、(6)連結会計、(7)従業員給付、(8)財務諸表の表示等、(9)外貨換算、である。それぞれのテーマをさらに分割し、財務諸表の作成者の疑問・要望などの項目を記載している。固定資産の場合、「減価償却方法」や「耐用年数、残存価値」「減価償却単位」など10の項目を設定している。 IFRS導入準備タスクフォースの会合は