■ 遺伝的アルゴリズムの基礎―GAの謎を解く(斉志, 伊庭) なんとなく機械学習のリサーチを始めたらなぜか遺伝的アルゴリズム(GA)の方に引き寄せられてしまったので、基本的なところを押さえておこうと思って読んでみた。20年も前の本だ。 一般向けで数式も最小限だし、概略から理論、応用事例まで紹介していて概観するには十分だ。ちまたで公開されているGAの実装を見て「パラメタ調整が大変そうだなー」と思ったけど、実際そのとおりらしくて、パラメタ調整のために遺伝的アルゴリズムを活用するメタGAなんて分野があって笑ってしまった。でもまぁ、面白かった。とくに終盤の人工生命のあたり。 あとはこの20年間でどんだけ進歩したのかフォローアップしたいのだけど何を読んだらいいのかな。というか、GAはかなり枯れてるはずなので、今なら(流行りの)ディープラーニングとか勉強した方がいいんじゃないかと思わなくもない。