タグ

ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (3)

  • 致死量の8000倍の毒に耐える魚、進化の秘密を解明

    汚染耐性のあるマミチョグ(Fundulus heteroclitus)。耐えられる汚染レベルは致死量の最大8000倍にもなる。(PHOTOGRAPH COURTESY ANDREW WHITEHEAD, UC DAVIS) 北米に生息する小型魚マミチョグ(Fundulus heteroclitus)のなかには、米国最悪レベルの汚染水域で一生を過ごすものたちがいる。そこには多量の毒物が溶け込み、ときに致死量の8000倍にも達するほどだ。彼らが生き残るどころか繁栄しているのはなぜなのかが、12月9日付の科学誌「サイエンス」に発表された。 米カリフォルニア大学デービス校の科学者をはじめとするチームの研究結果によると、これら縞模様の小魚は、致命的な汚染にも耐えられるようになる遺伝子の変異のおかげで進化できたという。調査は米国東海岸の汚染度が高い河口4カ所で行われた。他の研究者たちは、この発見は化学

    致死量の8000倍の毒に耐える魚、進化の秘密を解明
  • 10年で世界の魚の数を回復できる、研究報告

    このオナガザメのように、来漁獲対象でない魚が網にかかってしまうことは、世界中の漁業者にとって頭の痛い問題となっている。(Photograph by Brian Skerry, National Geographic Creative) 長らく減り続けている世界の魚の生息数が、わずか10年で回復でき、同時に漁業者の収入も増えるとする論文が、学術誌『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』に発表された。(参考記事:「クロマグロ 乱獲の果てに」) 方策は、漁獲の権利を割り当てる制度をより多くの国々で導入すること。すでに米国や中米ベリーズなどいくつかの国で効果を上げているやり方だ。「私は長い間、漁業問題に携わってきましたが、これほど画期的な結果が出るとは思ってもみませんでした」と、論文の共著者で環境保護団体「エンバイロンメンタル・ディフェンス・ファンド」に所属する漁業科学者のアマンダ・リーランド氏は

    10年で世界の魚の数を回復できる、研究報告
  • カモノハシが太古から変わらない理由

    カモノハシは、約1億5000万年前に他の哺乳類から分岐したと考えられている。(Photograph by Joel Sartore, National Geographic Photo Ark) 昔の写真を見せられて「全然変わらないね!」とお世辞を返すことはよくあるが、なかには当に昔から変わらない人もいる。今回は、フェイスブックを通じて寄せられたこんな疑問について考えてみたい。「最も長い間進化することなく、変わらずに生き延びてきた哺乳類はなんでしょうか」 「昔のまま」の動物たち 「『変わっていない』というのは、定義が難しい言葉です」。そう語るのは、米シカゴ大学の古生物学者で、2014年にナショナル ジオグラフィックの「エクスプローラー」にも選ばれたニザール・イブラヒム氏だ。 科学者たちは化石から古代の動物の骨格を調べることはできるが、それだけで「変わっていない」と言えるわけではない。生理

    カモノハシが太古から変わらない理由
  • 1