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ブックマーク / elm-chan.org (5)

  • 赤外線リモコンの通信フォーマット

    赤外線リモコンは、900nm帯の赤外線をキャリアとして利用した無線制御システムで、家電製品には当たり前のように使われています。よく利用される通信フォーマットには主に、NEC/家製協/SONYフォーマットがあり、これら3種類で日国内の殆どの家電をカバーします。なお、赤外線データ通信規格のIrDAでは使用するキャリアの波長(800nm帯)はリモコンとは異なっています。 最近は多くの家電製品が海外製となっていて、海外規格の通信フォーマットを採用する製品も増えているようです。それらについては、こちらの解説[en]を参考にすると良いでしょう。 NECフォーマット 最初に規格化されたフォーマットで、日電気(現ルネサスエレクトロニクス)がリモコン送信機用ICを広く供給していたこともあり、現在最も多くのシェアを占めています。 キャリア: 赤外線(λp = 950nm) サブキャリア: fsc = 38

  • ELM - タッチ・センサの実験

    汎用マイコンで作るタッチ・センサの実験です。単にタッチ・センサといっても、その実現方法には抵抗膜式、赤外線式、SAW式、静電式、その他いろいろあります。今回は電極と対象物の間に発生する静電容量を検出する静電式で実験してみます。静電式タッチ・センサはポータブルPCのポインティング・デバイスとして、すっかりお馴染みとなっていますね。 静電式タッチ・センサの原理 静電式では、右の図に示すように指などの導電体の近接によって生じる静電容量の変化を検出します。その静電容量の検出にもいくつかの方法があり、積分式とチャージ-トランスファ(C-T)方式の二つがよく使われます。後者についてはこちらで解説・実験しています。今回はデジタル容量計で使用した積分式を応用してみました。静電容量の変化量Cxは1~10pF程度と僅かですが、容量計は20fF程度のカウント分解能だったので、この方法で十分に検出が可能です。 こ

  • オーディオ・スペクトラム・モニタ

    去年の夏に秋月電子から小型グラフィックLCD(SG12232C)が発売になりました。意味もなく衝動買いした方も多いと思いますが、例によって使い道が思いつかない。というか、はっきり言って使い道が無い(笑)。グラフィック表示ならではの用途ならともかく、同じ\1500出すなら20桁×4行表示のキャラクタLCDモジュールの方が手軽で用途が広いと思います。 やがてジャンク箱行きになりそうになっていたので、とりあえず火を入れてみることにしました。単に魔女っ娘画像を表示して終わりではあまりにも芸がないので、オシロのように音声波形をダイナミック表示してみることにしました。ついでにスペクトラム解析も付けてみたところ、ラジカセのイルミネーションのようで面白かったので、レポートをまとめておくことにします。 また、ラジオバンドへの応用も可能です SG12232Cは、水平122ドット、垂直32ドットのフルグラフィッ

  • AVRライタの製作 (4種)

    最近流行りのAVR用のライタです。様々な使用環境に対応できるように 4つの異なるライタを製作しましたのでご紹介します。 まず、一つはLPTポート接続のパラレルモード対応ライタ、もう一つはLPTポート接続のISPアダプタ、もう一つはCOMポート接続のISPアダプタ、そしてもう一つはCOMポート接続の汎用SPIブリッジです。 LPTポート接続のライタ制御ソフトは各社FPGA用JTAGケーブル(Xilinx, Lattice, Altra)もそのまま流用可能です。また、COMポート接続のものについては、そのままデバッグ用通信ケーブルになってしまうというオマケ付きです :-) ここで紹介するライタは多くの市販ライタと違い、ライタ側にコントローラを設けずにPCのポートで直接制御をしているのが特徴です。それにより、ライタとの通信などの余計なオーバーヘッドが無くなり、プログラミング時間の大幅な短縮を実現

  • MMC/SDCの使いかた

    現在広く普及しているメモリカードのひとつに、SDメモリカード(Secure Digital Memory Card)があります。SDメモリカード(以下SDCと表記)は、マルチメディアカード(Multi-Media Card、以下MMCと表記)上位互換のシステムとして開発されたもので、SDC対応機器はいくつかの考慮だけでMMCを同じソケットで使うことができます。これらのメモリカードには、機能はそのままで外形だけ小型化されたバリエーションがあります。MMC/SDCは内部にマイコンを持ち、フラッシュ メモリの制御(消去、書き込み、エラー制御、消耗均等化など)は内部で完結しています。データの読み書きは基的にブロック(512バイト)単位となり、この点でハードディスクなどの汎用ストレージデバイスと変わるところはありません。ファイルシステムにはFATまたはexFATが採用されています。 現在、MMCは

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