4.既存の圧縮技術 ここで、先行事例で見つけた面白いもの、を紹介します。 松下電器産業の足立 晋哉さんというITS分野らしい(?)方の発明。 (特許公開2007-104543『緯度経度データ列の圧縮装置及び圧縮方法』 ※私の説明はアバウトなので、詳しくは特許電子図書館でこの文献を見てください) 基本的には道路を記述する方法です。 同じように基点と差分を記録していく方式なのだが、通常は 「緯度の変化量」 「経度の変化量」 とするところを 「移動距離は道路上で等距離となる点に振りなおして」 「角度の変化量の変化量」 と一種のベクトルに変換したデータで経路というか道路を記録する。 でなにか凄いかというと、まず移動距離は等距離で一定なので省略できる。これで1次元分のデータ省略(すごーーーい!) で、もっとすごいのが「角度の変化量の変化量」のところ。 正確には角度の変化量の予測値と実測地の差分だそう