アルピニストとして知られる野口健さんが自身の公式ブログで、中国チベット自治区での大規模な騒乱について「これ以上の非人道的な行為が繰り返されるならば、ボイコットという最終手段が選択肢に入るのは止むを得ない」と宣言した。サイト内では、中国政府を厳しく批判した野口さんの発言に賛同するコメントが相次いでいる。 「二度とチベットに入れないかもしれない」 野口さんは、1999年5月にエベレスト(ネパール側)の登頂に成功、2007年5月には中国側からエベレスト(チベット名ではチョモランマ)を登頂して成功している。また、チョモランマに沢山のゴミが捨てられているとして、清掃活動にも取り組むなど、チベットの関係は深い。 そんな野口さんが自身の公式ブログのなかで2008年3月22日こう述べた。 「オリンピックに向けて一生懸命励んできた選手の気持ちを思えば、北京オリンピックの『ボイコット』などそう簡単に口にはでき