60億キロ・メートルの旅を終えて7年ぶりに帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが29日、神奈川県相模原市の市立博物館で報道陣に初公開された。 30日と31日には一般公開される。 展示品は、6月13日に地球帰還を果たしたカプセルの本体容器や耐熱カバー、パラシュートなど6点。耐熱カバー内には、宇宙航空研究開発機構の住所などが書かれた紙も燃えずに残っている。 宇宙機構の川口淳一郎プロジェクト・マネージャは「世界に一つしかない実物を見ることで、日本の科学技術を誇りに感じてほしい」と話していた。カプセルは、8月2〜6日に宇宙機構筑波宇宙センターで、15〜19日には東京・丸の内のオアゾでも公開される。