2011年4月上旬、取材班は避難地区に指定されている福島県双葉郡浪江町を訪れた。複数の動物保護団体が集まり、合同で猫や犬を保護をするというので、その活動に同行取材をさせてもらったのだ。 浪江町は福島第一原子力発電所から非常に近い地域で、半径5~15キロ圏内に位置している。それゆえ、他の地域より高濃度の放射性物質が空気中や地面にあると思われ、長時間この地域にいることは非常に危険な状態といえる。 しかし、浪江町から人間の姿が消えたものの、置き去りにされた猫や犬はそのままこの地で生きている。虫や鳥を食べ、雨水や水溜りの汚水を飲んで生活していると思われる。 今回この救出計画を実行しているのは、『ねこひと会』や『アニマルフレンドシップ』、『のらねこ墨田』などの動物保護団体。猫や犬たちを放射性物質や放射線から守るべく保護し、安全な場所に連れて行くのが目的だ。 今回、猫や犬を捕獲するべく向かったのは双葉
福島県は28日、福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域に立ち入り、犬などのペットの保護を始めた。 衰弱死したり、野生化したりするのを防ぐのが狙いで、5月2日まで続ける。初日は、南相馬市小高区と葛尾村で、犬と猫計6匹を保護した。 防護服やマスクなどを身に着けた獣医師ら県職員10人が2班に分かれて警戒区域内を約3時間にわたって捜索、犬5匹と猫1匹を見つけた。南相馬市小高区では、路上や民家の脇などで、首輪のついた犬3匹を発見。みなやせていたが、収容後に餌をやると、元気な様子で食べていたという。6匹の被曝(ひばく)量を測定したところ、いずれも基準値を下回ったため、ウエットティッシュで全身をふき取って収容した。 県は、保護したペットの写真や収容場所をホームページに掲載して飼い主に引き取ってもらう。
2011年4月上旬、放射性物質の濃度が高いとされている福島県双葉郡浪江町を徹底取材した。福島第一原子力発電所5~10キロ圏内の実状をお伝えしたいと思う。 取材班は、『アニマルフレンドシップ』や『人と猫共生会』など、3~4つほどの動物保護団体が合同で犬や猫を救うチームに同行取材をさせてもらった。このチームは、危険とされている地域・浪江町の住民から「ペットを助けて欲しい」と依頼されている。 このチームの目的は、避難地域から救出した犬や猫を安全とされる地域に避難させて育て、飼い主が見つかったら返すというもの。放射線物質による被曝を防ぎ、毎日エサを与えるのである。飼い主が見つかるまでは、一時的に「預かりボランティア」の方に育ててもらうのが普通だ。犬猫を保護した場所には、チームの連絡先が書かれた張り紙をしておく。 取材班はチームとともに自動車で浪江町へと向かった。セブンイレブン、ローソン、ファミリー
救助された犬 飼い主と再会 4月4日 16時48分 津波で壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市の沖合を漂流する住宅の屋根の上から3週間ぶりに助け出された犬の飼い主が見つかり、4日午後、再会を果たしました。 今月1日、気仙沼市の1.8キロ沖合の海で、漂流する住宅の屋根の上に犬がいるのを海上保安庁のヘリコプターが見つけました。犬は、助け出されたあと、宮城県富谷町にある県の動物愛護センターに保護されていましたが、飼い主が見つかり、4日午後、再会を果たしました。飼い主は気仙沼市に住む50代の女性で、震災で自宅の一部が壊れ、飼っていた2歳のメスの犬の「バン」も行方が分からなくなっていたということです。ところが、被災した自宅でNHKのニュースを見ていたところ、「バン」によく似た犬が震災から3週間ぶりに助け出されたことを知り、名乗り出たということです。犬が着けていた茶色い首輪が決め手となって、この犬が「バ
ゴンは生きていた−−。東日本大震災の津波被害を受けた岩手県宮古市の田老地区で、コンビニエンスストア経営、山本義宣さん(57)一家は全員が死亡・行方不明になったが、飼い犬のゴンは奇跡的に生き残った。同じ町内で被災した山本さんの姉百合子さん(59)は「すべて流されてしまった中で、ゴンは唯一の形見です」と話し、ゴンを引き取ろうと考えている。 【気仙沼では海保に救助された犬も】 愛犬家の山本さんはゴンの散歩を朝晩欠かさず、口癖は「ゴンも扶養家族にしたい」だった。津波でコンビニも自宅も被害を受け、山本さんは死亡、妻園子さん(56)、同居していた母チヤさん(82)は今も行方不明だ。 百合子さんは地震直後、夫とともに軽トラックで避難所に逃れ、山本さん一家を捜した。山本さんとは携帯電話のメールでお互いの避難状況を確認し合っていた。弟からきた最後のメールは「大丈夫か? 本当にちゃんと避難したな」だった
漂流するがれきの中に浮かぶ屋根の上で発見され、保護された犬(1日午後5時ごろ、宮城県気仙沼市沖合で)=海上保安庁提供 宮城県気仙沼市の1・8キロ沖合で1日午後4時頃、漂流物の屋根の上に犬がいるのが見つかり、2日夕、仙台塩釜港(宮城県塩釜市)で、第2管区海上保安本部(宮城県)の巡視艇「しらはぎ」の乗組員から同県動物愛護センター(同県富谷町)に引き渡された。 犬は体長約60センチのメスの雑種。茶色の首輪をしており、大きなけがや衰弱はないという。行方不明者を捜索していた第1管区海上保安本部(北海道)のヘリが発見。同本部の巡視船「つがる」に乗船していた3管(横浜)の機動救難隊が保護し、地元の2管が同港に届けた。 同センターは、地震で飼い主と離ればなれになったとみられる約20頭の犬を保護している。今回見つかった犬も、飼い主が見つかるまで保護する予定で、職員の伊藤光市さん(52)は「飼い主に返すのが一
しばしの別れ 郡山市の避難所への退避が決まり、ペットの犬との別れを惜しむ女性。避難所暮らしの間、友人が犬の世話をしてくれる(福島県)(2011年03月23日) 【AFP=時事】
原発避難で野良犬化=かまれた住民も―福島 東日本大震災から20日がたった31日、福島第1原発周辺からの住民避難が続く福島県では、住民が自宅などに放置したペットが問題化している。飼い主が避難所に連れて行けず、放して野良犬化したケースも多いといい、県や保健所が対応に追われている。(時事通信) [記事全文] ・ [映像ニュース]東日本大震災 行き場を失ったペットたちを救う「ペットレスキュー隊」を取材しました。 - フジテレビ系(FNN)(3月31日) ◇ペットの状況 ・ 被災したペットたちは今 - Woman.excite ライフプランニング(3月31日) ・ 【APF News】 3/25 《地震》 山路徹の南相馬からツイート取材報告 まとめ3 - 避難地域で見られた動物についても。APF NEWS BROADCAST STATION ◇保護している人の声 ・ さまよう被災ペットた
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 さまよう被災ペットたち 岩手・宮古の施設「もう限界」 2011年3月31日 16時11分 避難所で一緒に暮らせなくなり、動物病院へ預けられた多数のペット=30日、岩手県宮古市のグリーン動物病院で(中嶋大撮影) 被災地で、ペットの行き先確保が課題になっている。避難住民からペットを預かっている動物病院やペットショップには一時保護の要請が相次ぎ、新たな引き取り先探しを模索している。 岩手県宮古市内では、動物病院など少なくとも4カ所でペットを保護。犬、猫など計23匹を無料で預かっている同市のグリーン動物病院のスタッフは「すでに限度いっぱい。保護が2、3カ月も続くことも考えられ、被災者が落ち着くまで預かってくれる人を探さないと」と話す。 学校など大きな避難所ではペットを受け入れている所もあるが、においや鳴き声はほかの避難住民とのトラブルの種
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く