東京と大阪を結ぶリニアモータカーの姿が見えてきた。一方、時速517kmを達成した宮崎県のリニア実験線は既に廃線となっており、実験には使われていない。ここに太陽光発電所を建設し、新しい形によみがえらせようというプロジェクトが完成した。 本連載の第6回目では、国際航業グループが群馬県館林市に設立した「館林ソーラーパーク」を取材した。自社の社屋や敷地を使わなくても、自社用の中規模太陽光発電所を設置できる、そのような手法を紹介した(関連記事:我が社の太陽光発電所を作るには)。 今回は同社が宮崎県に置いた「宮崎ソーラーウェイ」を取材する機会を得た(図1)。2011年10月16日、同施設がある都農(つの)町で「ワイン祭り」が開催され、合わせて発電所内が一般に公開された。これに便乗して中を見せていただいたわけである。 宮崎ソーラーウェイは世界でも類を見ないユニークなメガソーラー施設である。だがその話の前