ブックマーク / nainaiteiyan.hatenablog.com (51)

  • 読書日記777 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ピカソ「私の芸術は破壊の歴史である」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 講義は芸術にシフトした。 芸術は個人的に関心の高い分野であるので集中して読むことができた。 芸術の章、530ページまで読み終える。 ・・・ 芸術はニヒリズムのなかで唯一人間が輝ける場所であると読んでいて感じた。 もちろん、多くの識者は現代芸術が資主義においてはただの商品と成り果てていることを指摘しているが、それはひとつの側面であって、芸術の質は資主義を凌駕できるものだと感じた。 シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』は、知識の足りない自分には理解できず消化できないままとなってい

    読書日記777 - はてなブログ大学文学部
  • 読書日記775 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 高橋和巳『憂なる党派(上)』河出文庫(2016) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 5時間ほどぶっ通しで読みつづけた。 230項までたどり着く。 革命、共産主義、全共闘。 今ではすっかり古くなってしまった運動であるが、彼らが日々何を考え、どのような問題意識を持っていたのかを知ることは、むしろ今日の幸福に見えながらもどこか空虚感を醸し出す福祉国家を捉え直す良き機会であり、有意義であると私は考えている。 ・・・ お金と愛、どちらが大事かという問いがある。 前者は定量化のできるものであり、後者はできないと考えられる。 定量化できるものは自ずと物質的なものであり、できない

    読書日記775 - はてなブログ大学文学部
  • 読書日記767 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 小林秀雄の文章は端的に難しい。 書の最後、「小林秀雄君のこと」というページに深田久弥という人物も難解であるとハッキリ書いてあった。 それでも、小林秀雄の問題意識をさぐるべくらいついた。 わずかに読み取れたものがあった。 何よりも行動の源泉を情熱(小林秀雄は熱情と書いている。)、主観的な力を重視している点にある。 端的に、文学は理屈を超えた世界で成り立っている。そのように感じる。 そう感じた理由として、社会科学という武器を利用して批評を行っている者に対する小林秀雄の批判である。 おそらくではあるが、文学作品というものを作品、客観的な物体として捉えてるいる態度に対する批判である。 有り

    読書日記767 - はてなブログ大学文学部
  • 読書日記765 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム つづきをよみすすめた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 内容はいよいよ専門的になってきた。 ディナミズムとアニミズムについて語られたが、この二つの決定的な違いについては理解できなかった。 ただ、アニミズムについては多少の理解が得られた。 ・・・ 書によると、アニミズムは物質が生きているという単純な発想ではなく、アニマ(=魂)というものから説明される。人間が眠っている時や死んでしまったときにそのアニマが動物や物質に入り込むという見方を持っているようである。 政治的な話へと移り、ピエール・クラストルの研究に依拠しながら、アニミズムの世界観を持った社会は暴力的な側面

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  • 自己責任と承認欲求 - はてなブログ大学文学部

    自己責任と承認欲求 – 読書梟の独り言

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  • 読書日記751 - はてなブログ大学文学部

    読んだ トーマス・マン『魔の山 上』岩波文庫 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 執行草舟氏と池田晶子に触発し、『魔の山』を読むことにした。 自身の経験として、古典というものは相性があり、合わなければ読み通すことは難しい。 読まれなければ棚のはじっこへと追いやられていき、しまいにはもう読まないから売ってしまおうと思ってしまう。 一度手に取ったはその日のうちに読み、少なくとも三日以内には200ページよまなければ次第に関心が薄らいでいく体験は何度もした。 ・・・ 昨日、念入りに『魔の山』が読めそうかどうか立ち読みしながら考えた。 結論としてはいけると感じた。 というよりも、苦悩の真っ只中にいる自分にとってこの名著のテーマである「

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  • 読書日記737 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 戦争、文明、愛国心、善悪などについて語られた。 それぞれ深く入り込むようなことはなかったが、普段なかなか聞かない意見を聞くことができ、日記として書き残すことは非常に有意義だと感じる。 ・・・ 戦争は意志同士のぶつかり合いだと語られた。 善悪について考えるのは不毛だと述べる。 執行草舟氏は、原爆と水爆に関しては「人類の自殺」と語った。 文明の終わりの象徴だということで、物質に依存しつつある資主義はギリギリにまで来ている。 執行草舟氏いわく、第二次世界対戦は騎士道と武士道の戦いだという。 愛国心とは自己犠牲の精

    読書日記737 - はてなブログ大学文学部
  • 読書日記731 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 箭内匡『イメージの人類学』せりか書房(2018) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『デカルトからベイトソンへ』から得られた知見が様々な方向へ拡散していく。 人類学、編集、哲学、言論etc. ある命題を設定しつつも、視野狭窄に陥らないため分野横断的なを探しているときに書と出会う。 書はアニミズム、アナロジスム、カント、ドゥルーズ、タルド、インゴルド、ベイトソンへと接続されていく。 ・・・ 神経科学の権威といえば『カンデル神経科学』である。 書は神経科学とも接続される。 著者は第一章でカンデル神経科学の結論を引用した。 人間の精神過程は必然的に器質的なものであるというものであった。 しかしながら、ミラーニューロンの発見が明かしたのは、ミ

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  • 読書日記720 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 林達夫『林達夫評論集』岩波文庫(1982年) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 落合勝人『林達夫 編集の精神』だけでは林達夫という人物の人柄が見えにくいように感じたので、書と併せて読むことにした。 nainaiteiyan.hatenablog.com 子供について、養鶏について語られたあとに大学論の話になる。 やはり、穏和な人柄が伝わってきたが大学論になるとやや辛辣で手厳しい一面も見せているように感じた。 60ページあたりから学問の公共性と私有性について語られた。 ここには資主義に対する半ば諦めのようなものを感じさせられた。 学問の発達はすなわちの文明の発達でもある。(例えば蝋燭⇒LEDのように) 林達夫は学問の公共性と私有性のジレンマを語

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  • 相対主義に思うこと - はてなブログ大学文学部

    相対主義に思うこと – 読書梟の独り言

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  • 読書日記714 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 荒木優太『これからのエリック・ホッファーのために』東京書籍(2016) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 様々な在野研究者の半生が語られた。内容はどれも興味深く、一気に半分(120ページ強)ほど読み進めた。 そのなかでも野村隈畔と三浦つとむの二名が印象的であった。 (両方とも哲学を勉強したという点において) 特に自分は野村隈畔という人物になんらかの共通点があるように思い、共鳴した。 彼の堕落ぶり(?)に加え、権威に楯突く姿は岡太郎を思わせた。 ・・・ 大学に所属せずに哲学研究で名を残した。 彼が「大学哲学/哲学」の区別するところに、池田晶子の考えに通ずる部分があった。 大学哲学は思想書の翻訳や紹介にとどまっていると批判した。 哲学「する」ことと

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  • モリス・バーマン『デカルトからベイトソンへ』読了 - はてなブログ大学文学部

    引用元:版元ドットコム つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 書は西洋文明への批判書としての位置付けであるように感じた。 禅の思想が「瞑想」や「マインドフルネス」、つまりは「参加する意識」として再評価されているように、西洋文明、つまり「参加しない意識」は諸刃の剣として今日まで機能し続けているように感じた。 ・・・ また、認識論を考えることは必然的に倫理を考えることでもあり(今日のテクノロジーがいかにして人間に負の効果をもたらしているのかを考察すれば分かる通り)、倫理を考えることは自ずと政治について考えることに繋がる。 もちろん、書は今日の認識論や文明の全てを否定するものではな

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  • 池田晶子「悩むのは考えていないからである」 - はてなブログ大学文学部

    池田晶子「悩むのは考えていないからである」 – 読書梟の独り言

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  • 読書日記711 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ミシェル・ウエルベックのを読む。 来月また彼のが出るということで密かに楽しみにしている。 と言いつつも『セロトニン』は挫折してしまい売ってしまった。 今度こそは、と思いながらも気長に読み進めた。 資主義下の性と愛、人生になぜ熱くなれないのか、そんなテーマに共鳴した。 ・・・ タイに行った人から聞いたのは、とにかく太陽が赤いという話である。 そして書にも太陽について触れられていた。 「みんな太陽を求めているのです」 自分もいつかは見てみたいと思う。 ・・・ そんな美しいタイの裏の側面に「搾取」がある。 言うなれば、現代の奴隷制度である。 ここがメインのテーマであるように思われる。

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  • 読書日記710 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム つづきをよみすすめた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 最終章手前まで読み進めた。 今日も意識を飛ばしながらページは読み飛ばさずにらいついた。 ・・・ 書の内容を十分に理解することは難しい。 そのためにはベイトソン『精神の生態学』やウィーナー『サイバネティックス』を読み込まなければならないからである。 そのため、大事な部分だけなんとか拾えるような読み方に努めた。時間がかかってもいい。重要なことはデカルト的世界観を大局的に俯瞰できる目力を養うことにあるのではないだろうか。 ・・・ ベイトソンはダーウィン主義の修正案を提出した。 人間は知りたがる生き物ではあるが

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  • 読書日記709 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ソクラテス ''恋するも者の愛情とは、けっしてまごころからのものではなく、ただ飽くなき欲望を満足させるために、相手をその餌とみなして愛するのだということを、知らなければならない'' P53 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 恋愛の話から魂の話へと展開される。 後半の魂に関する対話は奥が深く、すんなり理解できるほど易しくはなかった。 「魂は不死である」 ソクラテスは語る。 ・・・ ソクラテスの思想はマルキ・ド・サドと対照的であるようにみえる。 というよりかは、サドの思索力に問題があるのか。 サドについては詳しく分かっていないので言及は控えたい。 ソクラテスは、自分自身の支配者であるとし、恋愛に更けるものを「欲望の奴隷」と語る。

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  • 現代における言葉の無力感を考察2 - はてなブログ大学文学部

    現代における言葉の無力感を考察2 – 読書梟の独り言

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  • 読書日記705 - はてなブログ大学文学部

    読んだ 水崎博明『プラトン著作集 第十巻 第一分冊』櫂歌書房(2017) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 古典に戻ろうと、プラトン全集を読む。 何時間かねばって読んでみたがなかなか頭に入らなかった。 太古のということもあってか、非常に読みにくい文章であった。 解説を再度読む。 さすがに解説はしっかりと整理してくれるが、解説だけを読むのは物足りない気もする。 ・・・ プラトンは、人間にとって最も大切なことは自らを自らが養うことであると述べた。 このことは『国家』のなかでプラトンはソクラテスに語らせている。 また、書かれたり語られたりすることはどうでもいいという主旨のことも述べる。 著者によれば『パイドロス』においてプラトンは書くことと文字のむなしさ

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  • エリック・ホッファー『エリック・ホッファー自伝』読了 - はてなブログ大学文学部

    エリック・ホッファー『エリック・ホッファー自伝』作品社(2016) つづきを読み終えた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 感想 独特な考えの持ち主だと感じた。 労働と思索の反復で若い時代を過ごしたが、労働は一日六時間以上するべきではない、等と語る。 幅の広い人間との交流を通じて、また、幅の広い読書経験を経ていろいろなものを吸収し、物事を広い視野でみている様子が伝わってくる。 ホッファーは、書くことは肉体的欲求のひとつだと語る。 これは同感する。 ただ、できればペンで書くべきである。 読んでいて、幼い頃の時のような好奇心を取り戻すべきであると感じた。 大人になれば形式や評価にとらわれて独創性を剥奪される。 そして表現力の幅が狭まっていく。 また、ホッファーは、D・H・ロレンス(小説家)が書くこ

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  • 時間と部屋 - はてなブログ大学文学部

    時間と部屋 – 読書梟の独り言

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