ブックマーク / tomohiro358.hatenablog.com (14)

  • 日本理科学工業に学ぶ働く意味 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    シンプルに働くを考える 「働くを考える」と言ってもテーマの幅が広いですよね 「テクノロジーの進化で仕事が変化していく社会に対応する」 「人生が100年に伸びてライフプランを見直す」 「少子高齢化社会を考える」 「終身雇用からジョブ型雇用に変わっていく労働市場を考える」 などなど議論は尽きないです 資主義を熟知した人達からすると ①労働市場に自分という労働資産を投入して収入を得る ②金融市場で金融資産に投資して収益を得る ③不動産市場に不動産投資して収益を得る ④権利資産(特許・印税・YouTubeなど)で収益を得る の中の①という考え方になりますが、一般庶民の私達は『生きるために労働して賃金を得る』というのが大多数だと思います その考え方を核として「高賃金」「社会貢献」「安定した雇用」など人それぞれの価値観が加わっていきます 「最近の若者は働く情熱が弱い」などとも言いますが、イタリアでも

    日本理科学工業に学ぶ働く意味 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 35歳が転職の限界?? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    35歳転職限界説はもう古い 平成に入ると人手不足から転職が活発になっていきます デューダ・とらばーゆ・・・様々な転職の情報誌が発行され「嫌な会社にはいなくてもいいんだ!」「石の上にも3年はもう古いんだ!」という空気が強くなります 新卒一括採用の企業からすると転職者は「裏切者」という雰囲気でしたが、入社してから「しまったこんな会社だったのか!失敗した!」という若者には追い風になります 新卒とさほど変わらない年齢の若者で転職希望者を『第二新卒』と呼ぶようにもなりました 逆に気軽に転職できる環境は短期間で何度も転職を繰り返す若者を生みだしたりもしました 人は100%満足してその会社にいるわけではありませんし、転勤・上司が変わったなどの環境変化で退職を考えたりもします そんな中で『35歳転職限界説』が叫ばれます 「若いうちは会社を変える」のはいいけど、いつまでも転職できるわけではないぞ!」で引かれ

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  • 幸福度が下がるミドル世代 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    意外に高齢者の幸福度は低くない 幸福度の低いのは心身の能力低下や衰退などから高齢者なのかな・・・と考えがちですが意外に高齢者の幸福度は高いようです 米誌ナショナル・ジオグラフィックとAARP=全米退職者協会が米国での調査では『年配者は多くの人が思うよりもはるかに幸せ』であるそうです 高齢者は運動や栄養ある事を優先する傾向が若い人よりもずっと強く、口で言ってるよりストレスはなく健康という調査結果が出ています 幸福度が低いのは、子育てや仕事・病気の親の世話といった心配事が多いミドル世代のようです ミドルはまだまだ先が長く、仕事に求められるものも重く、人間関係も上と下に挟まれてストレスが強いような気がします 仕事に加え、自分の家庭と両親の問題など3方向の重圧がかかっている人も多い年代です もっとも幸福度を下げているのが『労働以外の収入源が無い』ことのようです 調査結果によると、40歳未満の多く

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  • 内部留保は善か悪か - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    給料をあげず内部留保ばかり増やす企業 「給料は全然伸びないのに企業の内部留保は過去最高!なぜ社員に還元しない!」 という声をよく聞きます 「会社が苦しいならいいが、儲かってるのに社員には回さず貯めこんでばかりいる」という給料が伸びないことへの不満が内部留保に向かう場合もあります 内部留保とは、企業が持つ資産のうち、借入金や株主の出資や社外に流出する分を差し引いた残りの資産を指したもので「社内留保」とも呼びます 社員や労働組合は「内部留保せずに人件費の賃上げを要求する」一方、経営陣は将来に備えて内部留保を行いたいと考えています 「法人企業統計」に基づき、資金10億円以上の約5000社の大企業(金融を除く全産業)のデータを1971年度から分析すると「内部留保は21世紀以降急激に増加してきた」ようです 内部留保を私たちの貯金と考えると、先行きが不透明だと消費を控え貯蓄に回す方が増えますよね 不

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  • ビジネスで活躍する内向的な人 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    ビジネス有能=外交的という思い込み 社会人大学で3泊3日の『リーダーに必要な人間力』という授業を受けた時のこと、講師が『社内コミュニケーションを活発にするロールプレイング』を行いました 必ず、講義→ロープレ→レポートを繰り返しで進めていきます その時私とロープレを組んだ運送業の社長さんがぼやきます 「長距離ドライバーは人と交わるのが嫌いでこの仕事選んでいるし、整備も同じくで、事務など1人しかいない」 「コミュニケーションが嫌いな人の集まりだけど、皆仕事はきちんとやるし、協調性も責任感もあり問題ないんだよね」 と言います ビジネスの世界では、外向性がある人は有能、内向的な人は機会が潜在的に限られていて損だという考え方があります 確かに外交的な人はリーダーにもなりやすく、人との和も広げる才に長けてくるので間違いではないと思います 内向的な人は〈職人〉〈研究者〉など人と交わらない仕事で成功すると

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  • 裕福な国から貧しい国へ - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    近代日の栄枯衰退 「日は失われた30年から失われた40年に向かっている」 「安い日」などいろいろ言われている日ですが、日は大きな壁を乗り越えて世界第2位の経済大国になったのです 大きな壁とは『資源が無い』ことです 太平洋戦争は「アジアを白人支配から解放し大東亜共栄圏を創る」という一面もありましたが「植民地を持ってる国はいいな!資源がたくさん手に入っていいな!」という資源欲しさに戦争した面もあると思います 敗戦をした日はモノ作りの国にシフトしていきます 「200円で仕入れた鉄鉱石を200万円の自動車に変えて商売する」いわゆる加工貿易の国です 「メイドインジャパンは安かろう悪かろうの代名詞」とバカにされながらも世界一の品質を実現し、資源もなく焼け野原になった日は世界の経済大国として成長していきます 平成元年には『世界上位20社のうち14社が日企業』という状態でしたが、現在は35

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  • 社会の中にいるモンスター - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    共存不可能な生き物 前回は完璧主義者を取り上げましたが、完璧主義者の場合は見方によっては長所、見方によっては短所でした モンスターペアレントという言葉ができてからもう何年たったでしょうか? 先日も子供のお遊戯を見に行った社員が「びっくりしましたよ!全員お姫様と王子さまでした!なんじゃこれって感じ・・・」 「モンスターペアレントが多くて先生たちも大変なんだなと感じました」とのこと モンスター=怪物 人間の力では排除できない生き物 昔はある意味とてつもなく凄いものに対するある意味尊敬語でした フェラーリはモンスターエンジン 桁違いにすごい野球選手はモンスターバッター 子供のレベルにない天才はモンスター小学生 陽の意味合いの言葉でしたが、近年のモンスターは陰の言葉となっています モンスターペアレントは「先生になりたい」という学生を激減させています 「うちの子が受験に失敗したのは学校のせい」 「な

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  • 完璧主義は素晴らしいことなのか? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    完璧主義=パーフェクト? 完璧主義という言葉にどのようなイメージを持ちますか? 「仕事はミスなくパーフェクトにこなす人」 「細かくて重箱の隅をつつく人」 「ミスを極端に嫌い仕事が遠回りな人」 「大雑把な俺の天敵」 捉え方は人それぞれです 履歴書の〈自覚する長所〉の欄に完璧主義と書く人もいますので一般的には長所なのだと思います 優秀な人からすると『完璧主義は誇るべき特性だと認識している』ようです 専門的な領域の人も同じくです 社会も「完璧・完全」であることは有能で意欲的な人物の証だと捉えています 「Perfect」は「Excellence=優秀」と同義です ForbesJapanを読む限り「心理科学の最新研究は、人は完璧を追求するために高い代償を払っていることを示唆している」そうです 完璧主義」は長所ではないと示す最新研究 完璧主義は私たちに心理的なダメージを与えるそうです 心理学研究では完

    完璧主義は素晴らしいことなのか? - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • いったいいつまで働けばいいのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    いつまで働く世の中になるの? どこの企業でも「70歳まで雇用する」の問題を水面下議論していると思います 寿命の延びと連動して75歳、または80歳になるやもしれません 巷で騒がれている「年金は無くなる」はまずないです そんなことをしたら日は浮浪者老人であふれかえります 年間額が減っていくにしても10%前後と予測されています 年金対策は『受給開始年齢の後ろ倒し』となってきます だいたいの目安は平均寿命の15年前に受給開始だそうです 平均寿命が80歳なら65歳開始 平均寿命が90歳なら75歳開始 平均寿命が100歳なら85歳開始 と考えれば「80歳まで働く」は考えておかなければなりません 65歳以上の労働力人口は875万人に達し、労働力人口に占める65歳以上の割合は12.8% となっています ライフプランで見れば昭和モデルどころか平成モデルも当てはまらなくなってきています 男性で見ると、長年に

    いったいいつまで働けばいいのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 侍の子供の教育はどんなものだったのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    江戸時代の教育とは 日は長らく鎖国をしており300年遅れていたことになりますが、開国と同時にすごい勢いで先進諸国の文化・文明を吸収していきます これは日の寺子屋で『読み・書き・そろばん』を教え込んでいたためだと言われています 知識を吸収・知識を伝達・計算ができたので吸収が早かったと言われています 「江戸時代の子供たちはどんな教育をされていたのか」歴史研究家の河合敦さんの研究を基に調べてみました 江戸時代の教育は各藩に委ねられていたそうです 私が以前いた『米百俵の精神』の新潟県の長岡藩などは陽明学を取り入れていたと土地の人が話していました 次に転勤した茨城県の水戸市は水戸黄門で有名な徳川御三家の地です 転勤族だったので「その地その地で教育文化が違うな」と興味をもつようになりました この時代の教育武士の子供が中心になります 『読み・書き・そろばん』以外にも精神鍛錬の教育武士教育の特徴

    侍の子供の教育はどんなものだったのか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    shortanime
    shortanime 2022/09/10
    精神を育むという特色があったんですね!とても切り口が面白く楽しく読ませていただきました!!
  • 脳をだまそう! - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    意外に簡単に騙される私たちの脳 前回、松下幸之助さんの言葉で「いい会社に入ったと言い続けよう」という話をしました 「会社が好き」という人は思いのほか出世します 一種の暗示のようです 女の子に「〇〇ちゃんは可愛いね」 男の子に「〇〇くんはカッコいいね」 と言い続けると成長してからのファッションセンスは良くなるようです 会社の若手社員に 「君は優秀だな」 「君がいると当に助かるよ」 というと当に優秀になることもあります 中世の大航海時代、船酔いのひどい人に「このスープを飲めば、あっという間に酔いが治る」と普通のスープを飲ませたら、当に酔いが止まった 医者が「この薬は頭痛によく効く」と小麦粉を飲ませたら治った 怖い話では、カリブ海のブードゥ教で「お前に呪いをかけた!」というだけで死んでしまう人もいるそうです 人間の脳は意外なほど騙されやすいようです 脳を上手くだませばメリット大 騙すという

    脳をだまそう! - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 定年再雇用を選択すべきか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    「そんな死んだような目で生きなくていい」 とある元部長は60歳で役職を降り70歳までパートで再雇用する道を選びました 「住宅ローンもあるし、下の子はまだ大学生だから延長は助かる」と当初は言ってました いつも新入社員研修を講師として手伝ってもらっていたのですが、最近はめっきり会う機会もなくなり、久々に会うと「ずいぶんやつれたな・・・」という印象です 「実はかみさんに『そんな生気のない死んだ目をして出勤を続けるのなら辞めた方がいい』と言われたんだよ」と話してくれました 管理側からただのスタッフに降りた2人の女性は「早く帰れるようになって○○はじめた」と生き生きしてる姿をよく見かけていたので「責任から解放されて新しい人生が楽しそうだ」という感じでしたが、男性は違うようです ・会議にも出なくなった ・部下はいなく上司はだいぶ年下 ・40年間主力社員として会社を支えてきた自負心は消え ・人に頼りにさ

    定年再雇用を選択すべきか - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • レヴィン関数と人材の質 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    同じ人間でも環境で大きく変わる リンゴの木を青森県で育てるのか沖縄県で育てるかで育ち方が違います 同じくサトウキビを沖縄県でなく青森県で育てるとなると、暖房設備などが大変そうです 動植物には適正環境があります を読むのが好きな子供がいたとします 学者や教授の家に生まれればを読みたいという欲求は歓迎されやすいです 一方、家がお店などをしていると「なんか読んでないで商売手伝え!」などとを読む行為は歓迎されなかったりします 人も環境で活かされたりそうでなかったりします 中学生の時は柔道部で高校から空手部に入った友人がいます とにかくすぐに息が上がります 「意外に体力無いんだな・・・」と見えたりしますが、引き付けるパワーは赤筋、早く動かすのは白筋で使う筋肉が大きく違うからです 逆に違う競技の人が柔道部の練習をすればすぐに息が上がります 備えた能力も競技が変わると活かされなかったりします 育

    レヴィン関数と人材の質 - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
  • 感情を見える化する - 人事からみた採用とキャリアアップの実情

    IQを変えるのは大変 IQと聞くと「元々の頭の良さ」いわゆる「もう変えられない」というイメージが強いです IQというのは人の知能を数値化したものであり、知能指数と呼ばれ『intelligence quotient』の略語です IQが20違うとお互いが理解できないとも言われています 基的に、IQが高ければ高いほど知能が高く問題処理が上手にできると言われ、このIQについては遺伝的な部分が強く先天的にある程度決まってしまうようです 不可能ではないですが努力で伸ばすといったことがあまり出来ないと言われています ・IQが85から115までの人が、人類全体の68%を占める、いわゆつ中央値 ・IQが70から130までの人が、人類全体の95%を占めるとされています 85以下と115以上は社会に出ると違和感を覚えるようです ちなみに東大合格者がおおよそ120と言われています 歴史上のIQの高い人物を見ると

    感情を見える化する - 人事からみた採用とキャリアアップの実情
    shortanime
    shortanime 2022/08/14
    EQってそういうものだったんですね!
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