松江工業高等専門学校(松江市西生馬町)で今年4月16日未明、覆面などで顔を隠すなどした上級生ら6人が、学内の男子寮で就寝中の下級生108人をグラウンドに呼び出し、正座などを強要していたことが9日、分かった。この後、一部の学生が体調不良を訴えたことで、この事実が判明し、学校は上級生4人に退学を勧告し、全員が自主退学した。 学校によると、4〜5年生4人と中途退学者、その友人の計6人は4月16日午前0時半ごろから約1時間半、寮生の1年生65人、2年生43人をグラウンドに呼び出し、「礼儀がなっていない」などと正座や声だし、ダッシュを強要した。うち上級生3人は、目出し帽のような覆面をしていたが、途中で脱いだという。 学校側は調査の結果、上級生4人が事実関係を認めたため4月27日付で退学を勧告。5月までに全員自主退学した。各部屋を回り呼び出し役をした2年生7人は無期限停学処分としたが、現在は復学し