日本オリンピック委員会(JOC)は、田中英寿副会長(日大理事長)が反社会的勢力と関係があると海外メディアに報じられたことについて、外部に委託して調査することを28日の常務理事会で決めた。この問題は24日の衆院文部科学委員会でも採り上げられ、文科省はJOCに事実関係の解明を求めている。 JOCは週刊誌で報じられた昨年2月にも本人に聞き取り調査をしたが、青木剛専務理事は「その時はそうした事実の確認はできなかった」と話した。 田中副会長は、常務理事会後に「事実無根。何回もそう訴えている」と話し、6月の役員改選後も推薦を受ければ理事職を続ける意向を示した。