オバマ米大統領が7、8両日の中国の習近平(シーチンピン)国家主席との会談で、中国の海洋進出について「周辺国が懸念を持っている。戦略的な自制が必要だ」と求めたことがわかった。オバマ氏は13日の安倍晋三首相との電話協議で、こうしたやりとりを説明した。 日米関係筋によると、オバマ氏は習氏に「東アジアで中国の影響力が増大するなか、地域の信頼に影響を及ぼしている」と指摘し、習氏は「これまでも自重しているし、今後も自重していく」と反論した。 北朝鮮問題でオバマ氏は「核の完全放棄しか選択はないことを北朝鮮にわからせなければいけない」と中国の働きかけを求め、日本人拉致問題でも「被害者を誘拐し、人生を狂わせた行いだ。人道的問題であることを認識すべきだ」との考えを習氏に伝えたという。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこち