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2016年11月6日のブックマーク (2件)

  • 『この世界の片隅に』そしてさらにその片隅に - 法華狼の日記

    以前に、『原爆文学という問題領域』という川口隆行広島大学准教授の著作を読んだことがある。原爆をモチーフにした様々な表現を評し、それが受容された過程や原爆観の変化も論じ、表現を脱政治化しようとする欲望へ警鐘を鳴らす内容だった。 こうの史代『夕凪の街 桜の国』に対しては、復興の手が届かない被爆者を中心的に描きながら在日朝鮮人被爆者の存在が回避されており、おかげで2ちゃんねるをふくむ広い範囲で高評価されたのではないか、という指摘が印象に残った。しかし、現実を切り取る表現において全てを描き切ることは不可能だという留意もされており、全体的には高評価していると感じた。 しかし読み進めていくと、こうの史代氏がファンクラブの掲示板で残念な発言をしていたことも知った。その内容は川口准教授のブログでも批判されている。 http://ameblo.jp/kawataka/entry-10004305360.ht

    『この世界の片隅に』そしてさらにその片隅に - 法華狼の日記
  • 1922年新潟・中津川事件 | 山歩き・不逞 其の七

    『東亜日報』1922年8月1日付 見出し 日における朝鮮人大虐殺 見よ! この残忍あくどい惨劇を 一日十七時間の苦役を強制しておいて逃亡すると銃殺し川に投棄 毒魔によって惨殺された者百名余 信越電力株式会社は、日の信濃川という川を利用して八年計画で東洋一の規模の 大発電所を新潟県に建設するため、朝鮮人労働者六百名、日労働者六百名、合計 千二百名を使って工事を進めている。 ところが最近信濃川の流域に朝鮮人労働者の死体がたびたび流れてくるので、中魚沼郡 十日町警察署で怪しく思い仔細に調査をした結果、天下に驚くべき事実を発見した。 記事略 「こうして虐殺された朝鮮人の数はどれほどになるか? これはまだ確実ではないが、逃走の途中発見され殺害 された者、過度の労働に耐え切れず病にかかり殺害さ れた者を合わせれば百名をくだらぬもようである。」 後半記事略 総督府警務局から発売禁止、押収をされる。

    1922年新潟・中津川事件 | 山歩き・不逞 其の七