オープンソースのWeb開発向けスクリプト言語「PHP」の文法を一から学ぶための入門連載「Web業界で働くためのPHP入門」。今回は、「ジェネレータ」について解説します。 PHP 5.5から導入された「ジェネレータ」とは ジェネレータは、PHP 5.5から導入されたものです。ソースコードとしては関数とよく似ていますが、働きが全く違います。関数と比べて何が違うのか、ジェネレータとは何か、から話を始めていきましょう。 関数内でreturn以降の行は処理されない まず、関数のソースコードから確認していきましょう。下記のuseFunction.phpを作成し、実行してください。なお、ここで定義したreturnValues()関数は、通常ではあり得ない記述方法をしています。これは、後に記載するジェネレータとの違いをはっきりさせるためです。 <?php function returnValues():