The European Space Agency selected two companies on Wednesday to advance designs of a cargo spacecraft that could establish the continent’s first sovereign access to space. The two awardees, major…
2010年05月04日23:30 カテゴリ書評/画評/品評SciTech 知の高速道路への入り方 - 書評 - 理系大学院留学 アルク小暮様より献本御礼。 理系大学院留学 カガクシャ・ネット / 山本智徳監 出すべきところが出すべきものを出したという一冊。こういう一般名詞のみで名付けられた本というのは良本が多いのだけど、本書もその例外にあらず。もし私が今留学するのであれば、必ず入手していたはずだ。 本書「理系大学院入学」は、理系大学院留学のWhyとHowを、カガクシャ・ネットワークの中の人々がまとめた一冊。出版社のアルクは、昔から留学関連の書籍で定評がある。私も多いに参考にさせていただいた。 目次 Part I 情報編 Chapter 1 世界で活躍する研究者を目指す、 Chapter 2 注目される研究分野・研究者と求められる人材 Chapter 3 アメリカの大学院教育―日本との比較
Determined to stake out a strong digital future, Barnes & Noble on Thursday named William Lynch, president of the company’s Web division, as chief executive, succeeding Stephen Riggio, who will remain as vice chairman. In the unexpected move, Mr. Lynch, 39, was named to the top spot a little over a year after arriving at the company with no experience in the book business. He is also the first per
「政府は17日、本や雑誌をデジタル化した電子書籍の普及に向けた環境整備に着手した。」という書き出しで始まる日経新聞の記事は、E-Bookを進めるわれわれの気分をむしろ暗くさせる。文書では背景や課題について明確な説明がない一方で、「資本力で勝るメーカーに規格決定の主導権を握られると、出版関連業界は中抜きにされる恐れがある」(総務省幹部)という説明がなされている点だ。 何のための「官民共同」?:狙いは日の丸ロックインか 「官民共同の懇談会」で方針を示したということは、これが「挙国体制」の総意としての体裁を繕いたかったこと、さらに「作家や出版者、新聞社、印刷会社、書店、通信事業者、メーカーの代表者も出席」することで、ユーザーである一般消費者を含めた多様な議論を極力コントロールしたい、ということなのだろう。つまりマスメディアにおいて自由な言論が成立しないテーマとなったわけだ(新聞=出版連合)。公表
2010年01月03日14:10 カテゴリ本経済 ミクロ経済学の常識 正月休みに、3月に出す予定の本の第一稿を書き上げた。最初はこれまで書いた書評の原稿を集めて、ビジネスマン向けのカジュアルな読書案内を書くつもりだったが、民主党の経済政策をみていると、経済学の常識が政治家にも官僚にも共有されていないことが日本経済に非常に有害な結果をもたらすと痛感したので、「経済学の教科書」に1章をさくことにした。 マクロ経済学については、いま学部で使われている日本語の教科書は全部だめ。John Taylorも嘆くように、各国の政策担当者が昔ながらのケインズ理論しか知らないために、有害無益な財政出動が行なわれた。スタンフォード大学では、従来のマクロ経済学を教えるのをやめ、ミクロとマクロを統一したフレームワークで教えるそうだ。ただ残念ながら、学部の教科書には、そういう新しい理論を書いたものが少ない。私の読んだ
PARIS � A French court ruled on Friday that Google infringed copyrights by digitizing books and putting extracts online without authorization, dealing a setback to its embattled book project. The court in Paris ruled against Google after a publishing group, La Martinière, backed by publishers and authors, argued that the industry was being exploited by Google’s Book Search program, which was start
William Styron may have been one of the leading literary lions of recent decades, but his books are not selling much these days. Now his family has a plan to lure digital-age readers with e-book versions of titles like “Sophie’s Choice,” “The Confessions of Nat Turner” and Mr. Styron’s memoir of depression, “Darkness Visible.” But the question of exactly who owns the electronic rights to such olde
2009年12月13日01:28 カテゴリ本 この10年の本ベスト10 雑誌には「今年のベスト10」が載る季節になったが、ここでは範囲を広げて2000~09年の10年間のベスト10を選んでみた。私の週刊ダイヤモンドの書評も、まる10年になった。来春には「経済書のブックガイド」を出す予定。原書を除いてリストアップすると、クリステンセン『イノベーションのジレンマ』 コルナイ『コルナイ・ヤーノシュ自伝』 ネグリ&ハート『帝国』 グライフ『比較歴史制度分析』 タレブ『ブラック・スワン』 アカロフ&シラー『アニマルスピリット』 デリダ『マルクスの亡霊たち』 中山信弘『著作権法』 レッシグ『コモンズ』 アンダーソン『ロングテール』1は今や古典になったが、これを日本で世に出したのは私の書評だった、と訳者に感謝された。2は社会主義という壮大な悲劇を経済学者が分析した感動的な本。3も9・11以後の状況を語る
2009年11月15日15:40 カテゴリIT本 電子ブック戦争 日本の敗北 Google Booksをめぐる新しい和解案が提示され、英米圏の本以外は除外されることになった。これまでこのプロジェクトに文句をつけてきた日本文芸家協会などは喜んでいるだろうが、これによって次の大きな市場と目されている電子ブックで、日本が敗北することが確実になった。 今のところトップランナーはアマゾンのKindleだが、日本語の本を読むことはできない。ソニーは欧米ではSony Readerを販売し、Kindleに負けない台数を出荷しているが、今回の新和解案で決定的に不利になった。ソニーはGoogle Booksと提携してEPUBというオープン規格を採用しているので、日本が和解から除外されると、Sony Readerで日本の本を読むことは不可能になるからだ。 英米の出版業界がGoogle Booksに好意的なのは、
2009年10月26日12:47 カテゴリ 「沈まぬ太陽」は100%フィクション 山崎豊子氏の小説を原作にした映画「沈まぬ太陽」が公開され、その素材となったJALが存亡の危機に立つ絶好のタイミングとあいまって話題を呼んでいる。私は映画は見ていないが、小説は昔、少し読んで投げ出した。フィクションと割り切ればいいのかもしれないが、「モデル小説」としてはあまりにもバイアスがひどいからだ。 私は123便の事故のとき取材班の一員だったが、山崎氏の描いているように小倉貫太郎(小説では恩地元)が救護の指揮を取った事実はない。彼は当時から「アフリカ生活10年」の有名人だったが、それは山崎氏の描いているようなヒーローとしてではなく、「日共系組合の委員長として極左的な方針をとり、労使関係をめちゃめちゃにした元凶」としてだ。ところが山崎氏は彼を小説では徹底的に美化し、9年前のインタビューではこう語っている:彼だ
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