太平洋・アジア地域でIPアドレスの割り振りを担当する組織「APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)」は2007年8月3日,IPv4アドレスで従来は「Class E」と呼ばれていたアドレス・ブロックを,巨大なLANでのプライベート・アドレス用とする仕様の草案を,インターネットの標準技術を策定するInternet Engineering Task Force(IETF)に提出した(草案)。3~4年後にも未割り当てのIPv4アドレスの在庫が枯渇する見通しの中,本来インターネットに利用すべきグローバルIPアドレスを社内LANに利用している組織に,アドレスの変換を迫るための布石,とも受け取れる。 Class Eは,240.0.0.0 から 255.255.255.255までの,2億6843万5456個分のIPアドレスに相当するブロック。「240.0