3年前、横浜市にあるビルの屋上から落下した金属製のパネルが、65歳の会社員を直撃して死亡した事故で、警察はパネルを固定する部材の腐食が原因となった疑いがある一方、強風で落下した可能性も否定できないとして、ビルの所有者の刑事責任を問えないと判断したことが、捜査関係者への取材でわかりました。 3年前の10月、横浜市にある9階建てのビルの屋上から落下した金属製の装飾用パネルが、およそ30メートル下を歩いていた65歳の男性会社員を直撃し、男性は死亡しました。 捜査関係者によりますと、警察が業務上過失致死の疑いもあるとみて捜査を進めた結果、パネルを鉄骨に固定する部材の腐食が原因となった疑いがあることがわかったということです。 一方「直前に突風が吹いた」という証言もあるなど、台風の影響による強風で落下した可能性も否定できないということです。 このため警察は、ビルの所有者があらかじめ対策を取っておくこと