安全保障関連法案の採決の前提となる公聴会が15日、国会内で開かれた。6人の公述人の1人として、法案への抗議活動を続ける学生団体「SEALDs」の主要メンバーで、大学生の奥田愛基(あき)氏が出席し、「これ以上、若者を政治に絶望させるようなことはしないでほしい」と、訴えた。 さらに、安倍晋三首相が政治生命を懸けた法案であることを念頭に、「『政治生命を懸けて』と言われるが、(自分の)政治生命と、国民1人1人の生命を比べてはならない」と述べた。首相に言いたいことは、と問われると、「強行採決は、国民を無視することだ」と批判。国民の反対の声が強いことを踏まえ、「もう結論は出ている。今国会の成立は無理。廃案にするしかない」と指摘した。 与党が、秋の大型連休前の採決を急いでいることには、「連休をはさんだら、国民が忘れると思うのなら、国民をばかにしないでほしい(と言いたい)。法案が成立したら、そこが新たな始